茨城大学農学部構内および隣接する遊歩道で4月に入って各種の里桜が開花して楽しませてくれました。今年は4月上旬の天候が不順で寒暖の差が大きく、晴れの日が少なかったので、撮影の時期には苦労しました。開花初期のものをとりあえずご紹介します。最初は「嵐山」です。薄紅色の一重の桜ですが花弁の枚数は多いものもあります。園芸品種のサトザクラと言われ、京都のアラシヤマに由来する桜のようです。写真は4月12日に撮影しました。
つくば実験植物園の中で見かけました。写真のように枝にぶら下がるように咲いていました。図鑑を見ると、関東地方以西の本州や四国九州地域の雑木林内などに自生しているようです。樹皮には不規則な縦縞模様があり、棘がある為鳥もとまらないことから、「コトリトマラズ」の別名がついています。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園では、「ムラサキハシドイ」が満開を迎えて香水のような良い香りを放っていました。「ライラック」とか「リラ」とも呼ばれて、公園木や街路樹などに使われています。花の色も淡紫、赤紫、赤、白とさまざまな色の園芸品種があります。香水の原料としても使われます。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園で花が満開を過ぎていました。小さな花を枝いっぱいに付ける植物です。花弁は一重咲きの5枚で直径は7㎜位でしょうか。庭桜が八重咲であるので区別できます。花が終わると実がつき、梅雨頃には小さな赤い実がなります。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園の落葉樹林の林床部で咲いていました。写真のように花が同じ茎から二輪咲いてきます。その様子は夫婦にも見えることから、歌の題名にも使われていますね。植物園の観察路脇でたくさん咲いているのを見るとなんだか・・ほほえましく見えます。写真は4月10日に撮影しました。
濃い紫色の花弁が筒状に咲き、重厚な感じがする富山で作出されたチューリップです。花を真上から見ると、中央の基部が青色をしていると説明されていました。チューリップの花の色素についての説明がありました。それによれば、黄色は、「カロテイド」を、赤色は、「アントシアニン」、紫色は「アントシアニン(デルフィニジン)」と言う色素によるそうです。この色素の研究も日本の研究で明らかになったと記されていました。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園では今年初めてチューリップの多様性を展示していました。4月の上旬頃に咲く各種のチューリップが展示されていました。写真は白い花に薄い緑色の筋模様があるチューリップが開花し始めた様子です。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園の小川の中で、毎年野生のクリンソウが咲きます。花の色は各種ありますが、写真のような濃い色ものもが緑に映えます。サクラソウの仲間で、草丈は30~50㎝にもなり、群生していますので、迫力があります。写真は4月10日に撮影しました。
つくば実験植物園で毎年ソメイヨシノが咲き終わる頃に白い俯き加減に咲く桜です。マメザクラには、地域ごとに特性を持つ変種が多いことで知られていますが、このマメザクラは、近畿・北陸地方や中国地方に分布することから「近畿豆桜」と呼ばれるようです。写真は4月10日に撮影しました。