午後から、やや強い風。
風に煽られて、裏の雑木林は、クヌギなどの黄色い葉っぱが、吹雪ように舞っていて。
庭の楓も、落葉を始めました。
綺麗な赤やオレンジの葉っぱが、落ちてきています。
足元に、わずかに残った秋色。
パラパラ・・・と。
楓は、落葉すると、数時間で、しおれて、萎んでしまうようです。
樹上にあるときは、鮮やかな朱の色ですが、樹木から絶たれると、落ちて、乾いて、カサカサになって朽ちてしまうのが、ちょっと悲しいかも。
毎年、11月の終わり頃、朝目覚めると、一斉に、赤くなっている楓の木が、圧巻だったけれど、今年は、主木の大楓の1/3が、樹上で、枯れてしまっていたので、寂しく思った今晩秋でした。
楓の赤も、もうあと少しで、散っていき、寒い冬が、本格的にやってきます。
そのインターバルな鮮やかな晩秋の色。
秋の夕暮れの沈んで行く太陽の光を浴びた楓もまた圧巻。
オレンジ色の夕暮れの光の中で、楓の樹々は、冬支度の終了を告げるかのように、パラパラと赤い葉を落としていきます。
・・・もっと、もっと・・・何年も前から、楽しめばよかった。
会社員だった頃は、朝にちょっと見るくらいで、帰宅の頃は、暗くて、よくわからなかったし。
こんなに楓が好きなのは、前世で、山のタヌキだったのか、キツネだったのか、或いは、クマか、イノシシか、はたまたシカか、お猿さんだったのか・・・。
来年・・・新緑の頃に、また・・・その可愛い葉形と、光を緑色に染めるその姿で、お会いしましょう。