鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

Seal set with wax & インタリオ

2008-07-17 20:31:10 | Weblog


暑い日が続きます。

最近、手紙って書いてますか?

①文字とか文章を紙に書いて、
②封筒の宛名書きをして、
③封をして
④切手を貼って、
⑤ポストへ投函・・・

・・・っていうのが手順だと思いますが、eメールだと、①の文章だけかいて、②メールアドレスを入力して③送信ボタンをクリック!って工程で済んじゃうんですね。
④と⑤の多分一番面倒な事をしないで済むってとこでしょうか・・・。ラクだね・・・。手紙より、お値段も安いし。

でも、プレゼントに添える手紙なんかに、今日の画像のSeal setで、封をするってものナカナカ面白いんですよ。
ロウソク状のワックスに火を点けて、封をしたい封筒の位置に、たら~りたらり・・・とワックスを落として、判子みたいにペッタンコ・・・。
ちょっと面倒ですが、英国の貴族にでもなったような気分・・・(気分だけですが・・・)。

池袋東武の伊東屋さんで、みつけた、ちょっとクラシックなSeal setです。
ワックスの色も何色か揃っていて、見てると楽しくなります。

英国の貴族が、羽ペンで、流れるような文字を書いて、後で、控えている執事が、溶けたワックスを用意していて、封をするときに、指輪でペッタンコ・・・なんてやるけれど、あれは、インタリオ。
直径20mmくらいの宝石に、削り込むようにして彫られた紋章とかのギリシャ神話の神々のデザインの指輪型のインタリオ。
カメオが浮き彫りなのに対して、インタリオは、ハンコみたいに削り込んであるんですね。
・・・で、銀のトレイに載せたれた手紙を執事が、うやうやしく使用人に託して、届けてもらうんでしょうな・・・きっと。映画なんかじゃそうですね。

受け取った方は、これまた執事が、銀のトレイに載せて、うやうやしく、ご主人様へ届ける・・・。
ご主人様は、銀のペーパーナイフで、ペッタンコしたワックスの封印を切る訳でして・・・。

きっと、香り高い紅茶なんか飲みながら、優雅に過ごしてるんだろうな・・・有閑階級は・・・

忙しい現代の人には、ちょっと面倒な手続きですが、やってみると面白いです。

くれぐれも火災に気をつけて・・・。


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