北西の風の強い乾いた晴天の祝日。
一週間前の1月7日、朝から、映画『グランメゾン・パリ』を鑑賞。
テレビドラマ・グランメゾン東京の劇場版。
・・・なんとなく・・・既視感。
よくよく考えてみたら・・・そう・・・あの3時間越えの『至福のレストラン 三ツ星トログワ』みたいな内容だった。
物語自体のテーマは、多国籍?フレンチ??的な。
全世界(特にアジア)の食材をフレンチで・・・みたいなオチだった。
フランス人のフランス至上主義というか、自国ファーストというか・・・(以前にも書いたけれど、昭和の後半にテレビコメンテーターとしてよく登場していたフランス人のフランソワーズ・モレシャンというひとがいて、何かにつけて『フッランスでは~』と言っていたのだけれど)フランス人以外認めないみたいな風潮で、日本の映画とかドラマ(特にフレンチ料理人の・・・)では、人種差別がひどくて、虐待されたり・・・という描写があった。
そんななかで、日本人が、フレンチレストランの『ミシュラン・ミツ星』を、激戦区のパリで、受賞するまで・・・の物語となっている。
車のタイヤ屋が、ヒトんちの店に勝手に評価を点けるなんて、厚かましいにもホドがある(・・・とか思えるけれど)。
そんなアウェイであるフランスで、奮闘するシェフとスーシェフ、パティシエ、彼らをサポートするソムリエ、ギャルソン、セルヴァーズ達。
肝心の料理の切ったり、蒸したり、焼いたり・・・というシーンは、あまり多くなくて、主に盛り付けられた料理が登場する。
以前のドラマでは、服部幸應氏が、料理監修をしていた記憶があるけれど、昨年秋に亡くなられたようなので、今までとは雰囲気が違うように感じた。
特に・・・集合体恐怖症のひとには、ちょっと辛いかも・・・キャビアの料理とか、その上に真っ赤な食材がちょっとグロテスク(私は、あまり食べたくないというか、食べる財力もないけれど)。
病み上がりでも、その魅力は変わらない鈴木京香が、スーシェフ役だったけれど、料理人のマニュキア(目立たぬ透明色だったけれど)には、ちょっと引いた(見間違いならお許しを)。
個人的にではあるけれども、私は、マニュキユアした料理人の調理した料理は食べたくない。
フライパンなども従来の鉄製のフライパンではなくて、軽い?テフロン加工?だったので、この『グランメゾン・パリ』の料理は食べたくない(再三だけれど、私の財力では、絶対に食べられないけれどね・・・)。
全ての生産者にリスペクトを・・・。
というのが、主題でもあるようだけれど、現在の地球環境では、難しくなった昔の料理を、改めて食べたい・・・などと思ってしまった。
映画自体は、面白かったけれどね・・・。