8月12日(水) 曇
夕ご飯には、ママの実家の母上の初盆に詣でた長男一家が戻ってきた。
「お盆には、盆汁を作るのよ。 じぃじもパパも大好きなの」。 またまた、孫たちに伝えて、「お代わりして良いですか?」と聞かれ、婆は喜んでいる。
郷里・松阪の郷土料理、盆汁を、我が家は毎年お盆の3日間に作る。 明日は次男一家が帰宅してしまうので、一日早い今夜から作ることにしたのだ。
盆汁は、お盆の精進料理のひとつで、材料は、大豆、ごぼう、ナス、薄アゲ、十六ササゲ、かぼちゃ、ズイキ(芋茎)、など7種類の具を入れたお味噌汁のことで、実家でも婚家でも必ず家族に振る舞い、「夏の英気を養う狙いがある」と亡父に教わった。
長孫に、「ゴボウのささがきを作ってね。 くるくる回しながら鉛筆を削るように」、三孫と四孫には、枝豆を剥いてもらった。
「ささがきが、こんなに上手にできるなんて! いつでもお嫁に行けるね!」
自分たちが手助けをして出来た具沢山のお味噌汁を、「おいしい♪」、「うンまっ!」。それは、君たちが下拵えに参加したからだ、と婆は思うよ。
初盆詣での帰途、ホルモン焼き定食(ホル定)で人気の、「おすみ」さん(伊賀市)の看板料理・ホル定と炒飯、おでんなどを買ってきてくれたので、天むすやいなりずしほかのサイドメニューで、夕ご飯となった。
有難い夜が更けた。
長女(長男の嫁)、次女(次男の嫁)が、それぞれにお供えを仏前に届けてくれるのも、例年のことだ。
「ありがとう、ありがとう。 ご先祖さまが、きっと喜んでおられるよ♪」
毎年、感謝の盆節会。 ほんとうに、ありがとうございます。
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