♪富貴の会総会で、『雪椿』を踊らせていただく

４月１６日 (金)　

午前１１時半、集会所に急ぐ。
富貴の会総会が開かれている。
食事の後、踊りを披露することになっている。

昨日、一昨日と２日にわたって特訓を受けた『雪椿』。
初めて舞台にかけたのは、３年前だった。

踊りを始めて半年あまり。
「雪椿を踊りたいんです」とお願いした日、師匠の西川先生は「えっ」と絶句された。
ごめんなさいね、わがまま勝手者で…

初心者でロクに所作も出来ないのに、「踊りたい曲を踊らせていただく、…だって、さくらの人生それほど長くはないんだもの』などと不遜なことを考えていた。

「人生、それほど長くはないんだもの」と言いつつ余命半年がはや１６年。
十分、生きさせていただいたと思う。

「あらぁ、お久しぶりね～♪」
「まぁ、別嬪さん」
同じ街に住まう熟年同士、やさしい声掛けが嬉しくありがたいね。

生き延びて、何をするのか。
厳しく自らに問いかける。