12月30日(月) 晴
夫が64歳であっけなく逝かれたせいで、悲しく切なくやるせなく、二人の息子と私は、家庭行事の中心に仏事と墓参を据えて、心のバランスを整えてきた。
春、秋のお彼岸、ゴールデンウィーク、お盆と年末。
三代さまが眠っておられる鳥羽・西念寺さんと、八代さままでが鎮まっておられる松阪・清光寺さんへ墓参に向かい、とりわけ清光寺さんの夫の墓前では、在りし日の夫を記憶の中に呼び戻す。
否、彼は二人の息子と私のなかに一日たりとも消えることなく生き続けてくれて、どんな時も「OK、大丈夫!! その道を行け」と背中を押してくれる有難い存在なのだ。
おかげで、余命半年の身が31年を生き延びている。
鳥羽・西念寺は鳥羽湾を眼下にした山寺で、今年は膝のアクシデントの後遺症で下半身に力が漲らず、長い階段を休み休み登る情けなさ!
先行していた長男が、手を引きに降りてきてくれたけれど、有難くも断った。
なんのこれしき。
筋力をつけて、必ずしゃんしゃん上がるその日を夢見て、きっと、必ず!!
この度も、国のためお若い命を捧げて逝かれた英霊の形代に、般若心経1巻をあげさせていただき、世界の平和を心から願う。
夜、電飾の点いている午後8時に入浴。
出窓から、きらめく光に逝かれた病友がたの面影を重ね、今抗がん闘病中の皆さまの安寧をひたすら祈る。
少し薄汚れ感の残っていた浴室を、洗剤と漂白剤、カビ取り剤で1時間。 夜目にもすっきり、きらりらりんっ。
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