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近所の仲間たち4人と、ベ・ヨンジュンの「四月の雪」を見に行く。
@1000、-
今日の映画会。参加者は熟年の5人とあって、見方がずいぶんシビアだ。
男性2人は「ん~」と半分寝ていた河氏、「まあまあ…」の清氏。
ひるがえって塾女3人は、中々に手厳しい。
なんてったって、「冬のソナタ」の現実離れした内容と小奇麗なカット割、寄せては返す波のように心に迫るスクリーンミュージックのそれぞれに、軍配を上げる。
本日のワースト1は、「あのマッチョなボディにベッドシーンは合わないわぁ」と3票集めたベ・ヨンジュンの塗れ場。
熟女はマッチョがお好きでない?
ん~、次作の「太王四神記(たいおうししんき)」に期待するといたしましょう。
映画を終えて、シネマの前のファミレス・ガストで秋刀魚定食を。
@924、-
ふいに、佐藤春夫『秋刀魚の歌』が心に浮かぶ。
あはれ 秋風よ
情(こころ)あらば伝えてよ
―男ありて きょうの夕餉(ゆふげ)に
ひとり さんまを食らひて 思ひにふけると
谷崎潤一郎の妻・千代への思いが秘められたこの詩が発表される少し前、他の女性に夢中で家庭を顧みなかった谷崎に隠れ、春夫の千代への同情は恋愛感情へと高まっていく…。
あはれ 人に捨てられんとする人妻と 妻にそむかれたる男と食卓にむかへば
愛うすき父を持ちし女の児は 小さき箸をあやつりなやみ…
千代はやがて、谷崎と離別して春夫と結婚。双方交際は従前どおり…という三人連名の挨拶(あいさつ)状が関係者に送られ、「細君譲渡事件」として話題を呼んだというが、まるで物語の一場面のような詩歌に、「四月の雪」の不倫のかたちが重なる。
スクリーンでは、”運命の愛”とか言ってたっけ…
運命の愛、ねぇ。ん~、?、! ね?
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