6月3日(金) 晴
5月は私にとっては格別の月で、夫と結婚したのが3日、長男も次男も5月に結婚した。
恭子ねえさまの祥月命日が7日、ほかに次男と孫の誕生日も5月。
なので、5月中に恭子姉さまの眠る高知の実家の墓所に詣でたかったのだけれど、中々日が取れなくて父親の誕生日のこの日、やっと、早朝に家を出た。
高知・筆山(ひつざん)の市営墓地の一番高いところに鎮座しておられる「潮江のお釈迦さま」は、母方の山本鶴恵叔母さまが建立され、50年余りになる。
大阪の鶴見橋市場で八百屋のお店を2軒持っておられた。
凛としたたたづまいの、自分にも他人にも厳しい叔母であった。
自らの生まれ故郷・潮江の有縁無縁の諸精霊の菩提追善供養の志を立て、時の高知市長・氏原一郎さんほかお歴々のお力をお借りし、自らはひっそりと名前を刻んでおられる。
どうやってこのような大仕事を成し遂げられたのか、生前に伺っておけばよかったと、毎年思いながら、恭子姉さまの墓前に額づくようになって今年で22回目。 1年たりとも欠かすことなく高知詣でのできることが、ほんとうに嬉しい!
毎年お願いしている高知よさこいタクシーの運転手さんが「僕もお釈迦様に参らせてください」とおっしゃって、汗の流れる山道を一緒に上ってくださった。 ありがたいことであった。
近鉄特急、新幹線、在来特急南風5号を乗り継いで、片道5時間!
以前は飛行機で、1泊2日で…など、コースを違えたけれど、今ではこのコースをとても気に入って帰るつもりは無い。
金つなぎのツアーで、「日帰り・祖谷のかずら橋への旅」を催行し、バスを仕立てて来たことがあった。
かずら橋を渡った折のさくらの高所恐怖症ぶりを、逝かれた吉原敦子理事が、面白おかしく金つなぎHPのコーナーに書き残しておられる。
駅のホームのレプリカを見て、一気に懐かしさがこみ上げる。
あの方もこの方も、敦子理事が書き残されたように「金つなぎ天国支部」で、かずら橋のお噂をしておられるのでしょうね。
名勝、大歩危・小歩危を眼下にしながら、デッキに立って逝友への鎮魂のため、般若心経を1巻。 天国支部の皆さまも唱和してくださる心地がして、なんと、有難い!
岡山駅で慌ただしく見繕った、駅弁。
南風車中で、楽しいランイチタイム。
◆
タクシーで5家の墓所をめぐり、母の本家の山崎家で伯母さんが亡くなられたと伺って、ご仏前で般若心経を1巻上げさせていただいた。
高知に5時間、往復10時間。 午後10時半に名張に帰り、以前から約束のご近所さんのつどいに顔を出し、大いに笑って笑って、免疫力を上げて、今日一日が終わった。
ありがとうございますぅ。
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