さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 「ゆきちゃん、 ゆきちゃ~ん! あなたの花よ、 あなたの花が、 今日咲いたの!」

2016年08月11日 15時59分42秒 | さくら的非日常の日々
8月11日(木・休) 晴、山の日

ヤマト運輸のコールセンターの仕事に出かけたママ以外の長男一家が、お盆の仏間のお掃除に来てくれた。
さくらの一番好きな風景が、長男一家が手がけてくれる、恒例ののお仏壇掃除である。

ひと仕事終えて帰っていく長孫・ゆきみの背に呼びかけた。
「ゆきちゃん、 ゆきちゃ~ん! あなたの花よ、 あなたの花が、 今日咲いたの!」

亡夫の家の庭に咲いていた芙蓉の花を喜んだ夫が、挿し木をして育てたこの木が、ゆきみが生まれて8か月目の夏に美しい花を咲かせた。

うれしくて、『初孫(ういまご)の 花のやうなる 笑顔かな』と詠んだ。

お向かいのタケモリ家のおじいちゃんや、畑友のウエナミさんほかの皆さまに、ひこ生えが貰われていくほどに、晴れやかな美しい花が愛されている。

長孫・ゆきみも、そのようにあってほしいと、せつに思ほゆ、夏盛り。 
 

              

盛夏の昼下がり、電気枝刈り機を持ち出して、前栽の柘植の気の徒長枝を刈り込む。
脚立に上って上から見たら、隣の芙蓉の木に美しい花が3輪、この夏始めて咲いた。

亡夫が育てた芙蓉の花は、こよなき青き夏空によく似合う。


          

年末と春秋のお彼岸と暮れの一日、それから亡夫の祥月命日の前の一日…
年に数回、長男一家が来てくれてお仏壇の掃除が捗る。

自分で何でもしてしまいたい性分だけれど、ここはこらえてやってもらう。
仏事は、ささやかな我が家の生活文化のひとつなのだ。

だから、伝え守っていく、と心の中に居る亡夫に語りかける。


          

おやつは、冷蔵庫で程良く冷やした長崎堂のカステーラ。
…ではなく、姉妹ブランドの『黒船・銀座蜂蜜カステーラ』♪

「ビーガーデン」と呼ばれる銀座の屋上庭園でミツバチを飼育し、皇居や日比谷公園、浜離宮などに咲く四季折々の花々から集めた蜜は【百花蜜】と呼ばれ、採蜜時期によって色、味、香りの移り変わりが楽しめる、という。

ほの甘い蜂蜜のうまみと薫り、しっとりしたカステラの食感が、私の口の中を小宇宙に変えてくれる。

美味しいなぁ、銀座蜂蜜カステーラ!

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