8月11日(日) 晴
毎年同じようなお盆の飾りつけ風景のブログUPで、読者諸兄姉には呆れられそうだけれど、敢えて書かせていただきますね。
わが家は、家の中心に「ご先祖さま」を建てて、祭祀を大切に守る家族である。
夫の家も私の実家も、そのようにして暮らしてきた。
なおまた、夫が早世されてから、とりわけご先祖供養に思いを注いできた。
たった4日の入院であっけなく逝ってしまわれた父を懐かしみ惜しみ、二人の息子一家8人は、本当によく務めてくれる、と思う。
近くに住む長男一家が、お盆とお正月の飾りつけを引き受けてくれるようになって、10年近くになる。
今年は(も)ことのほか忙しく、長男一家ともメールの連絡以外はたまに車に乗せてもらう程度で、少し疎遠に過ぎていた。
数日前に長男から「お盆の飾り、11日(日)のamに予定しています。 いかがでしょうか?」と家族LINEに連絡が入った。
「う、嬉し!! 自分でするか? と思っていました」と返信して今日、恒例の夜となった。
長男は盆提灯の飾りつけ、ママはお仏壇の清掃と仏花の活け込み、長女は仏具の清掃、次女は掛け軸の架け替え…とそれぞれの役割も決まっていて、手際が良い。
お盆の3が日は、盆汁を作る。
婚家の習わしを引き継いで、今また息子たちに伝えていく。
長孫が気に入って、毎年お代わりをしてくれるのも好もしい。
ごぼう、枝豆、なす、カボチャ、サツマイモ、ズイキ、油揚げの7種を赤みそ仕立てでいただく。
定番の十六ササゲが手に入らなかったので、カボチャとサツマイモを入れたけれど、十六ササゲが揃ったらカボチャを除いた7種に落ち着く。
私の実家にはこの習わしが無かったけれど、夫と長男がとても好んだので、毎年の恒例になった。
体調管理の難しい盛夏に、夏野菜を数種使ってお味噌汁を作るという、先人の智慧に学ぶ日々を有難く思いながら、今日を生きていられる幸せを噛みしめる。
有難いなぁ!
ご家族揃ってのお盆の飾り付け・・いいですねぇ。
これぞ二本古来の日本の夏・・という感じですね。
こういう風習はどんな時代になっても続いていってほしいものですね。
さくらブログで盆汁を知ってからずいぶんになり、お盆には必ず作ります。
具が多いので一人分には過ぎますが、今年も娘と孫が来てくれたので今日、明日、盆汁の由来を話して作ってやります。
独りで生きることを覚悟した時から馴染んだ盆汁は、自分には格別の料理です。