goo

2021.07.11 兄が亡くなった。

数カ月前、兄がトイレで、夥しい量の下血をして、病院に運ばれた。
病院では、カメラを腸に通すことさえできないほど、大きなものが腸にできていて、
年齢から、手術は難しいとのことであった。
しかし、兄の娘が病院経営者に嫁いでいて、自分のところで手術をすると言い、この
まま放って置けないということで、県を跨いで岡山へ転院させた。
最初の病院で、すでに重篤な肺炎に罹っていて、どんなな薬も効かない状態だった。
結局、肺炎は快方に向かわず、その上、癌は、腸だけでなく全身に回っていることが
わかった。
あらゆる手段をつくしてもらったが、回復せず、先日亡くなった。90歳であった。
岡山で、家族葬の後、戻って来た兄を、本日、兄弟とその家族でお参りさせてもらった。

最初、病院に運ばれた時、「早く家へ返せ。僕は、病院になど居る必要はない。
僕は100歳まで生きるんや!」と、散々電話して怒って来た兄だったので、期待した
が、癌には勝てなかった。

昔、私が子供の頃の優しかった兄の姿を懐かしく思い出す。
私の同級生が、「私憧れてたんよ」と今でも言っている。
一人になってさびしくなった兄嫁のせめて話し相手になりたいと思っている。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )