今日読み終えた本に、少し考えさせられるコトが書いてありました。
本自体は20年も前に書かれた物なんですが、パリで唐招提寺展が開かれた時に、フランス人から大変好評を博したことが、書かれてありました。
中でも注目を集めたのが、国宝の鑑真和上像だそうで、会場作りに忙しく立ち働く職人達でさえ、フロアに安置してある像の前を通る時は、必ず立ち止まり礼をする。
会期中に先生に引率されてきた小学生も、鑑真像の部屋に入るとそれまで、ペチャクチャ話してた子供たちも、先生が注意するわけではないのに、厳粛に口をつぐむ。
また、館内をパトロールしている、金モールをつけた制服の警備員たちも、像の前を横切る時には、うやうやしく帽子を脱いだそうです。
この部分を読んだ時にふと、最近急激に増加している、今までの常識を疑うような、いろいろなモンスターたちの精神性を思いました。
小中学校に非常識なクレームを突きつける保護者、モンスターペアレント。
医者に無理難題を押付ける身勝手な患者、モンスターペイシェンツ。
(こんな親たちの子供は、鑑真象の前で何を思うのでしょうか。)
権利と義務の穿き違え?間違った消費者意識?社会人としての意識の未熟?
本質的な原因はもっと別なところにあるのでしょうが、ドンドン、短絡的な国民性の国になっていってるような気がしてなりません。
これからの国際化社会は、その国の文化精神がもっと問われる場だと思うんです。
少なくとも、自己中心の感覚だけでは通用しないでしょう。
自国の文化を愛でるぐらいの、精神的ゆとりは持ちたいものです。
本自体は20年も前に書かれた物なんですが、パリで唐招提寺展が開かれた時に、フランス人から大変好評を博したことが、書かれてありました。
中でも注目を集めたのが、国宝の鑑真和上像だそうで、会場作りに忙しく立ち働く職人達でさえ、フロアに安置してある像の前を通る時は、必ず立ち止まり礼をする。
会期中に先生に引率されてきた小学生も、鑑真像の部屋に入るとそれまで、ペチャクチャ話してた子供たちも、先生が注意するわけではないのに、厳粛に口をつぐむ。
また、館内をパトロールしている、金モールをつけた制服の警備員たちも、像の前を横切る時には、うやうやしく帽子を脱いだそうです。
この部分を読んだ時にふと、最近急激に増加している、今までの常識を疑うような、いろいろなモンスターたちの精神性を思いました。
小中学校に非常識なクレームを突きつける保護者、モンスターペアレント。
医者に無理難題を押付ける身勝手な患者、モンスターペイシェンツ。
(こんな親たちの子供は、鑑真象の前で何を思うのでしょうか。)
権利と義務の穿き違え?間違った消費者意識?社会人としての意識の未熟?
本質的な原因はもっと別なところにあるのでしょうが、ドンドン、短絡的な国民性の国になっていってるような気がしてなりません。
これからの国際化社会は、その国の文化精神がもっと問われる場だと思うんです。
少なくとも、自己中心の感覚だけでは通用しないでしょう。
自国の文化を愛でるぐらいの、精神的ゆとりは持ちたいものです。