蓋もの伊万里も、なかなか良いと思います。
しかし人気がでないのは、どうしてでしょうか。(笑)
蓋つき茶碗を専門に集めている男の方がいました。
蓋ものの魅力は、なにかとたずねると、彼は・・
『蓋つき茶碗は、360度全方向のみならず、真上から楽しめます、蓋と身の組み合わせによっては、
無限の図柄の組み合わせになります。これほど魅力的なものは、ありません。
まわりを楽しんだあと、蓋を開ければ、また中の違った世界の絵付けも楽しめます。』
こう、彼はきっぱりと言いました。
目から、ウロコというんでしょうか。
わたしは、ハットしました。
ああ、こういう楽しみ方もあるんだぁ。
そう、思いました。
天保期あたりと思われる、直径10センチほどの小さいお茶碗です。