古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

花唐草紋尺二寸大皿

2009年06月20日 22時03分29秒 | 古伊万里=染付大皿
毎日はっきりしないお天気が続いておりますが、
わたしは、気分のすぐれないんですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

もっとも、気分がすぐれないのは、景気のお天気のせいもあるかも知れません。(笑)


江戸中期のいわゆる花唐草の大皿です。
大皿が好きなので、またUPするのも恥ずかしいんですが、なかなかない本物なので、UPしてみました。




普通は、この手の唐草に、菊花に似た花の付いの古伊万里を花唐草と呼んでいますが、
この唐草のみでも花唐草と呼んで、差し支えないんだと思います。

(ただし柴田コレクションでは菊花ではなく、牡丹花としてありますが、私は少し疑問があります。)




このお皿の唐草に菊花に似た花を描かなかった理由は、窓絵にありそうです。

窓絵の中に花(たぶん菊花)が描いてあるので、きっと花紋と花紋の重複を避ける意味があったのでしょう。
私が、デザインを担当すれば、きっとそう考えただろうと思います。





お皿の裏も、中期の唐草が描かれています。
とくに贋物が多い花唐草紋大皿の中でも、間違えのない作品と思います。




  江戸中期の頃

     直径約、36cm高さ約6cm


コメント (19)
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