古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

セントジョニアヌス

2012年08月15日 22時07分15秒 | 植物起稿
きょうは、終戦記念日でしたね。

終戦の日も暑かったと、今も母が、いっています。
当時、母は10代で、祖父と両親と、甥っ子と、5人で
焼夷弾の降る戦火の街中を命からがら、
逃げたといいます。

母は、飼い犬を見捨てる事もできず、一緒に抱いて逃げたそうです。
途中で、ハラワタのでた馬が道の真ん中で、息も絶え絶えに横たわっていたそうです。
それを踏み越えてゆかねばならず、複雑な思いがしたといいます。

母とその4人は、逃げたので助かりましたが、
防空壕に逃げ込んだ、多くの同級生は、死んだそうです。
けっきょく蒸し焼きになってしまったそうです。
当地は、防空壕や、鉄筋のビルに逃げ込んだ、ほとんどの人が助からなかったと言います。

戦火のあとに残った多くの屍は、街の中心を流れる川のほとりの、
ある小学校に集められ、何日もかけて荼毘(だび)に付されました。

戦後、そこの小学校の運動会は、必ず雨となるとうジンクスが言い伝えられ、
そして、私の知る限り現実にそうなりました。

そこでよく言われることですが・・・・
「戦争の悲惨さ」を伝えるとか、「命の大切さ」を後の世に伝えるとか言われますが、
わたしには、いくぶん疑問を覚えます。

諸葛孔明や三国志、太閤秀吉、徳川家康などの出世成功伝。
人間、理由さえあれば、なんでも出来るし、
そのあと歴史が認めているでは、ありませんか?

*********************************************

これは、ハワイ原種のハイビスカスだそうです。
今年苗で売っていたので、買ってみました。



もちろん右側です。
左は在来の園芸品種ですが比較のためにおいてみました。
なるほど、これは、開花株では売れそうもないですね。
苗で、売っている理由もわかります。(笑)



なんとも貧弱な花ではありますが、かがやくようなオレンジ色で野趣に富んでいます。
名前を、「セントジョニアヌス」というそうです。