古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

古伊万里青磁鉢

2007年07月16日 19時14分24秒 | 古伊万里=青磁




  青磁釉って、いいですね。

釉中のわずかな酸化第二鉄(1~2パーセト)が酸素の少ない還元炎のなかで、
むりやり酸素をうばわれて、酸化第一鉄となって、呈色したものですが、
とても、神秘的な感じがします。

釉薬の無酸素に近いなかに閉じ込められて、しばらくはその神秘的な青色をどどめていますが、
やがて、空気中の酸素は、釉薬をわづかに酸化,侵食しながら、
ふたたび青い酸化第一鉄を、もとの酸化第二鉄へと変化してゆく運命のような気がします。



  江戸中期ごろ

          直径約17,5㎝×約9cm




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13 コメント

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釉薬、形、とても綺麗ですね。 (ちくわ)
2007-07-16 19:34:00
青の透明感が、気品があって素敵です。
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No title (宮松里(みやまつり))
2007-07-16 19:54:00
はなくみさん。コメントありがとう。伊万里の青磁は数はそんなに多くはないですが、いいものですよね。とくに青磁と染付けのコンビもまた、うつくしいですよね。
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青磁釉っていいですねって意見に大賛成です! (九州バーチャル美術館 館長)
2007-07-17 00:15:00
これは青磁釉もいいですが、形がいいですね!
なかなか上手です^^
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No title (越前屋平太)
2007-07-17 02:11:00
青磁は古代中国において一国と交換するほどの価値があるとされた碧玉を、何とかして人工的に作れないかという試みからスタートしているそうですね。まさに中国陶磁の源流です。鍋島においても究極の目的は竜泉窯を凌ぐ青磁を作り出すことであったそうですから、いかに青磁の格が高かったのかが分かりますね。
古伊万里青磁もコツコツ集めてますが(笑)、なかなか風が吹きませんね^^
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No title (宮松里(みやまつり))
2007-07-17 06:02:00
Of_Mice_and_Menさん。青磁っていいですよね。どうも、中期の青磁と、後期の青磁は、材料がすこし違うみたいですね。発色がちがいますよね。かたちも誉めてくださってありがとう。
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No title (宮松里(みやまつり))
2007-07-17 06:31:00
平太さん。そう、青磁は、人口の玉をなんとか造れないかと言うところから、来ていますよね。ヒスイ人気なのは、いまだに東洋人らいいです。西洋人は、エメラルの方が良いらしいです。
青磁がお好きとは、こころ強いです。
三田青磁に比べると、伊万里の人気はもう一つですよね。
ええ、吹きますとも、風!!
僕をはじめ、平太さんや、みんなが、いいと言っているのだから。。(笑)
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あああ、みやさんが月曜日にUPしてる!! (志維求堂)
2007-07-17 19:08:00
もうビックリ!!・・・・・そうか、連休やってんや!!
あたしも青磁は好きですよ。
柿右衛門青磁をココ↓にUPしてます。よければ見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/gatukonosense/5838872.html
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No title (宮松里(みやまつり))
2007-07-17 20:11:00
平太さん。そう、竜泉窯の青磁は、魅力的ですね♪。あと青磁ではありませんが、均窯の本物の欠片でも、いいですよね、欲しい。鍋島青磁は、一度小皿を交換会で見ました。あんがい色が薄く、サッパリしていましたよ。
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志維求堂さん。拝見しましたよ、なかなかよい青磁でした。 (宮松里(みやまつり))
2007-07-17 20:43:00
訪問のカウントも、一万まじかとなり、いよ、いよ佳境となってきましたね。おめでとうございます♪
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砧青磁「萬聲」、中蕪花入「吉野山」、香炉「千鳥」、輪花碗「馬蝗絆」…なんとお、一昨年纏めて目にする機会に恵まれました。 (元単(もとたん))
2007-07-17 23:01:00
でも…なんとかに小判でしたあ。

私にとって青磁は「深遠なる、且つ憧れで不可思議な世界」です。
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