古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

月を見る賢人

2007年10月14日 09時32分18秒 | 古伊万里=染付中皿




ネットオークションで買っていますと、つい買い過ぎてしまうことありませんか?

何万円もするもが、1,000円スタートで始まります。
あ、いま、3,500円!!お買い得、なんてウオッチリストに入れてしまいます。
ぜったいそんな安い価格で終わらないことは、わかっていても・・・

『ひょっとすると、相場よりかなり安く落札できるかも!!。。。?』

なんて、人間の欲は、深いものですね(笑)。
なかなか、締め切り5分前まで、値上がりせず、いざ入札しようとすると、
同じことを考えていた人が、何人も現れて、おもわぬ急騰。。。

そこで、諦めればよいのですが、
ちょっと、めずらしいものなので、つい熱くなり、
『最初から、この値段で、出ていたら、はたして落札していただろうか?』
なんてことが、僕の場合多々、あります。。(笑)

ネットオークションは、まれに、本当にめずらしいものも、手に入ることもありますが、
わたしの場合、コントロールするのが、ちょと難しい場合がありました。

  
  古いタイプの志田焼という事で、購入しましたが、
  エンゴベーなどの、白化粧はないようです。
  寒山拾徳でしょうか、二人が湖のほとりで、月を見上げております。
  有田系磁器にしては、めずらしく叙情を感じさせる構図となっています。

   文化文政期ごろ

  直径約 28cm×高さ 3,5cm




最新の画像もっと見る

19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
↑の光悦さんの選曲、いいですねえ(^ ^)。静寂と平和といかにも美しい月見。 (les*p*tits_*el*ces)
2007-10-14 12:31:00
わたしなら唐詩に題材を得たマーラーの「大地の歌」でしょうか。男声×2のバーンスタイン版で。

ヤフオク、危険ですよね(^ ^;。店頭でつい予算以上のものを買ってしまうこともありますが、オクの熱気というのは……。
返信する
半泥子の心さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 13:28:00
なるほど、ドビュッシーとは、うべなるかな。芸術的だなぁ~~。
返信する
月子さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 13:30:00
マーラーもいいですね。
蓄音機で、聴いてみたいです。。。
返信する
>『最初から、この値段で、出ていたら、はたして落札していただろうか?』 (越前屋平太)
2007-10-14 16:23:00
わかりますわかります!普通はスタート価格が1万円を超えてるとウォッチリストに入れないんですけどねぇ、最終の落札価格が超えてることはざらにあります。このあたりの人間の心理は如何ともし難いですね ^^;
それを逆手にとって(笑)自分のオークションは1000円スタートを貫いてます。
返信する
No title (越前屋平太)
2007-10-14 16:32:00
ところでこのタイプの大皿、ヤフオクの名店(笑)夢○房さんもいつも志田焼として出品されていますが、みやまつりさんは実物をご覧になってどう思われますか?
私としては・・・まず成形が凝っている点、エンゴベーが見られない点、白抜き部分に墨弾きが用いられていない点、針目跡の残り方が凹になっている点(志田は凸が多いように思います。)などから、志田ではなく伊万里本窯の樋口窯系の作品であろうと見ているのですが。。。
返信する
平太さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 18:19:00
そう、1000円スタートでも、最低落札価格が設定されていると不思議と人気がでませんよね。
人間の心理の不思議ですよね。

スタートは、1000円売り切りでも、テコ入札とみられるの出品者もいますが、仕入値もあるので、多少のことは、仕方ないのかも知れませんね。
返信する
平太さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 18:40:00
このタイプが志田と言うのは、正直ぼくも疑問に感じていますので、
あえて最初のタイトルから志田の文字を外しました。

土味も色も、有田の本釜とまったく変わらない感じがします。
化粧掛けをぜずとも、十分に白い肌を持っていますし、おしゃるように、
墨弾きの技法も、まったくありません。
有田本釜とした方が、すっきりすると思いますが、
確かに夢○房さんが今も、このタイプを志田として出品していますよね。
こんど、このタイプを落札したら、その根拠をたづねてみようと、思っています。
この繊細な白抜きの模様部分をみると樋口窯系ではないかと思うご意見も、理解できます。
返信する
いい絵ですね! しかし、古伊万里とするよりも志田焼としたほうがよく売れるって… (九州バーチャル美術館 館長)
2007-10-14 20:51:00
時代は変わりましたね…
最近相場に疎くなっているのはよくわかっているんですが(笑)
返信する
内緒さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 20:55:00
なるほど、そうですか。。。
いまのところ、中国物を伊万里として売ってることは、なさそうです。
まぼろしの亀文堂の鉄ビンも、中国ものではなく、本物のようです。
そこまでは、いっていないようです。

ありがとう、注意してみますね。。。
返信する
of_mice_and_mine さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-10-14 21:02:00
確かに、時代は変わりましたよね。
志田とした方が、高く売れるみたいです。
ただ基本的には、絵付けは有田の本窯のものも、よいものも多いので、
逆に、後期モノは、有田本窯のお皿の方が、がお買い得感が出てきました。(笑)
返信する

コメントを投稿