志田焼・虎図その① 2007年03月18日 16時25分31秒 | 志田焼 人気上昇中の志田焼ですが、わたしは、あまり数を持っていません。数年前に購入したものです。この虎の図は、繰り返し写されたようで、時代によって、微妙に雰囲気が違うものがあります。これは、比較的古い時代のものではないかと、思っています。明治になると、あれほど繁栄した志田窯がどうして衰退したかは、やはり、産地間競争に負けたせいでしょうか? « 台鉢 | トップ | 人生の時間 »
12 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 No title (越前屋平太) 2007-03-18 16:41:00 素晴らしい~!私が現在密かに(←バレてるよ!笑)狙ってる「虎の図」じゃありませんか~!今まで入手のチャンスは何度もあったんですが、当時は全くこの魅力に気付いていませんでした。いざ探しだすと・・・無いんですねぇ、骨董って本当に不思議なもんです。。。 返信する No title (越前屋平太) 2007-03-18 17:01:00 志田衰退の要因、一般には大消費地に近かった瀬戸美濃との競争に負けたためと言われていますね。でも私は少し違う要因もあったのではないかと思っています。明治になって「印判技術」を習得した志田は、体質転換に遅れをとった有田を完全に凌駕して、名実ともに九州一番の窯業地に成長しますが、そのことが返って志田窯衰退の芽ではなかったかと思っています。 返信する No title (越前屋平太) 2007-03-18 17:02:00 (続き)印判技術=低技術作業者でも可能な技術ですから、粗製濫造とダンピングの悪循環に陥ったのではないでしょうか。印判ですからこの虎のような豪快な絵を描く絵師は不要で、技術も伝承されなかったと思います。大胆で軽妙洒脱な絵付けが志田が人気を博した理由であったのに、志田自身がそれに気付かず、自らの持ち味を殺してしまったという悲劇ではなかったかと思っています。長文失礼いたしましたm(_ _)m 返信する No title (宮松里(みやまつり)) 2007-03-19 06:21:00 ◆越前屋平太さん。詳しいコメントありがとうございます。なるほど、大きくなりすぎて、かえって没落した。ジュラ紀の恐竜のようなものでしょうか。けっきょく時代の変革の対応についていけなかったのと、みずからの得意とする絵付けの特徴を生かしきれなかった。それが原因かもしれませんね。***このお皿は、数年前、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買いました。うまくめぐり会えればいいですよね♪ 返信する No title (宮松里(みやまつり)) 2007-03-19 06:22:00 ◆ちーこさん。平太さんの志田焼に対する思い入れが、うかがえますよね。ここのブログで、ちーこさん、平太さんや、皆さんと知り合うことができまして、感謝しております。 返信する No title (かさね) 2007-03-19 15:38:00 竹林に虎図ですね、これは以前に同じものがヤフオクに出品されていたのですが、私には手の届かないとこまで行っちゃいました…。私も密かに虎図はほしいです。でも最近の平太さんの志田への情熱はすごいです(笑) 返信する No title (宮松里(みやまつり)) 2007-03-19 18:25:00 ◆かさねさん。ええ、ぼくも最近、この図で少し時代の下がったのを、ヤフオクで見ました。たしか出品者が、5万円でだしていましたが、入札がなく、じょじょに値下げしていき4万円を切ったとことで、ウオッチリストから消えてしまいました。 返信する No title (宮松里(みやまつり)) 2007-08-03 05:48:00 katuzosanzin さん。はじめまして。慣れて来ると作風が違うので、何となくわかりますが、大皿の場合一番分かりやすいのは、表に白化粧をしている場合がほとんどで、その化粧がうしろ縁まで、はみ出しているものがあるので、見分けがつきます。この皿のような、皿縁の墨はじきみよる縁取りも特徴がありあと、絵付けが皿縁ぎりぎりままでしてあります。が・・・なかには判別の困難なものもあるには、あります。 返信する 今日は (pada) 2010-03-06 19:18:00 随分前の投稿ですが...この手の虎をさがしているんですが、中々無いですね!志田の虎は、朝鮮の虎です。 返信する ぱだぱださん。 (宮松里(みやまつり)) 2010-03-06 20:50:00 古い日記にも、目をとうしていただいてありがとうございます。これは、志田の虎の中でも、古いタイプのようでして、わたしも、これ以外に見たことありません。見つかるとよいですね。なるほど、朝鮮の虎ですか。。そう言われてみれば、そうですね。。。(笑) 返信する みやまつり様へ (不あがり) 2013-06-25 19:46:00 志田の絵付けは独特で時に稚拙と思われる絵があり。それが人気となっていますが。この虎は飛びぬけて素晴らしい。同じ志田とは思えないくらいです。おそらくお手本となった絵ではと思うのですが。志田には先の鷺図もそうですが。時たまずば抜けた絵が存在します。この虎の図もその中のひとつではと思っています。陶工の絵というより。画家の絵という感じがするのですが。どうでしょう。 返信する 不あがりさん。 (宮松里(みやまつり)) 2013-06-25 20:12:00 そうなんですよね。これは、志田の絵付けの中でも古いタイプで、たんなる陶工の絵付けを超えて、気迫を感じさせます。僕が思うに・・志田も初期の頃は、専門の絵かきをやとい、絵付けをさせていたんじゃないでしょうか?古い志田には、そういう感じのものが多い気がします。幕末~明治初期になると、コバルトの質そのものは、よくなり発色が増しますが、だいぶ絵が荒れてきます。荒れた絵がまた、味があるという人もいますが、古いオリジナルに近い絵つけをみると、物足りない気もします。オリジナルを写、うつし、して伝言ゲームのように、変化してしまった感じがします。ありがとうございます。(^_^) 返信する コメントをもっと見る 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
この皿のような、皿縁の墨はじきみよる縁取りも特徴があり
あと、絵付けが皿縁ぎりぎりままでしてあります。
が・・・なかには判別の困難なものもあるには、あります。
この手の虎をさがしているんですが、中々無いですね!
志田の虎は、朝鮮の虎です。
これは、志田の虎の中でも、古いタイプのようでして、
わたしも、これ以外に見たことありません。
見つかるとよいですね。
なるほど、朝鮮の虎ですか。。
そう言われてみれば、そうですね。。。(笑)