古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

出雲石のまがたま

2013年11月03日 13時06分04秒 | 玉(ぎょく)製品
いま、ホテルの食事のメニューの偽装の一般化が問題化していますが・・・
マニフェストというメニューで票を得て、メニューとまったく違った政策を
とった政権政党がありましたが、それに比べれば、可愛いものだと思います。(笑)

一方、骨董の世界も、真贋はつきもので、
買うときに、いつも悩みますよね。(笑)
いつも買っている得意分野は、それほど悩まなくとも、
ジャンルが違うと、まったくといういうほど、わからない。

そんな中でも、絵付けのついている焼き物は、
なんとなく、分かる場合があります。
例えば、李朝染付とか、明末呉須赤絵とか・・
本物は、ホンモノらしい顔というか、絵付けがしてある。
それは、万国共通らしく、す~~と、胸に入る絵付けのことです。
「絵付けの付いた古陶磁は、真贋を隠しきれない」
という言葉が骨董の世界にあるそうですが、
これは、言い当て妙と思います。

絵の上手、下手ではありません。
本物は、概して、イヤミのない素直な絵付けにみえます。

***********************

さて、そんな中で、専門外を買ってしまいました。(笑)
さて、これはどうでしょうか。。



古墳時代と言われる勾玉(まがたま)です。



石材は、出雲石と言われるグリーンジャスパー(青めのう)だそうです。
これは、限りなく黒にちかい深緑色をしています。
別名「碧玉」というそうです。
この深い緑色は、出雲石どくとくで、他にないそうです。
現在は、ほとんど取れない石という話です。


こちらは、表で、いくぶん穴が大きくなっています。
こちらから糸通しの穴を最初にあけたような気がします。

むかしは、機械などなく、竹串などの先に研磨剤を塗って、何日もかけて穴を開けたといいます。
大変な苦労ですよね。
奈良時代には、仏教が普及したせいか、勾玉は作られなくなりました。
ですから、天平、飛鳥、あたりは、まだ作られていたことになります。


こちら側は、玉の後ろ側で、糸通しの穴がいくぶん小さくなっていて、
最後に、ひっくり返して、穴を貫通したような感じがします。
おそらく力をいれすぎたのでしょうか、
まわりの薄い残り部分が破壊されて、いくぶん陥没しています。

約4cmほど、伝、群馬県出土、
こう言う、コノ字型勾玉は、群馬に多いとう説もあります。
5~6世紀の古墳時代ということになっています。
さて、どんなものでしょうか。。




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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Dr.K さん。 (宮松里(みやまつり))
2013-11-03 20:41:00
ポチありがとうございます。
おお
この勾玉もハラに入ります(*^_^*)
そう言っていただけると、安心いたします。
ありがとうございます。
そうでした。。
切磋琢磨とは、まさに玉を磨く言葉から来たんでしたよね。
現代人が同じ方法でやると、1時間で一ミリだそうです。
他に、玉のカタチや艶も整える時間も必要ですから、
想像いじょうの時間がかかりますよね。
返信する
ぱださん。 (宮松里(みやまつり))
2013-11-03 20:55:00
そうでしたね。前政権には、本当にがっかりさせられました。
あれは、詐欺に等しいとおもいます。(笑)
ちょっと、国民を馬鹿にしている。
国民をあなどって、票を稼ぐと、あとが怖いですよね。。

あれ、ノリタケ専門って、そんなにいないですよね。
そうだったんだぁ。
そう、石の表面には、経年変化があるでしょうね。
その点、すこしこの艶が気になってはいますが、
出雲石の発掘品という本物らしきもののほとんどが、
つやつやしているんです。
その点、この石の特徴なのか??
ポチありがとうございます。
返信する
No title (ふぅ)
2013-11-03 21:26:00
ホテルの事件、あのミシュランをもだましたわけですから、逆の考え方をすると、経営者はアホですが、料理人の腕はスゴイと思います。決してほめられたことではないけど、料理人はほめてよいと思いますよね。でも、最終的に現場に責任を押し付けて…まるで自分の蛮行をマスコミのせいにしている山本太郎と同じだ(笑)

出雲石ってロマンチックな名前ですね。もっとも勾玉は出雲のイメージがありますから、きっとこれもそういう由来があるのかもしれません。
私も真贋はわかりませんが、みやまつりさんが良しと思ってゲッツした逸品です。
やはり自分でよいと思うものは逸品なのですよ(*^_^*)
ぽち!
返信する
みやまつりさん (ことじ)
2013-11-03 22:08:00
ついに古墳時代まで突入ですか。チャレンジャーですね。
全くわからないというより実物を見た事も触れたことも
ありません。発掘品は間違いないでしょうから石はやはり
当時の姿そのままですね。
返信する
勾玉より時代は更に遡りますが実家方面の某田畑から、時折鏃や石鏃が発見されます。 (元単(もとたん))
2013-11-04 09:13:00
いずれにしても太古の品が手元にある、手触る事が出来る
…というのは大変な贅沢な事ですよね。
勾玉撫でつつ口元綻ぶみやさんのお顔が思い浮かばれます。
返信する
古い奴だと思いでしょうが~~~今の世の中真っ暗闇じゃございませんか(鶴田浩二・傷だらけの人生)←なんら関係ありません><; (チョイ悪)
2013-11-04 09:48:00
趣味分野広がりましたね^^;
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こんにちは、 (hidemonzi)
2013-11-04 10:52:00
勾玉は古代日本の象徴ですよね。碧玉岩、いわゆる出雲石、代表格です。両面から開けるのですが、貫通した時は感動ものだったでしょうね。勾玉は日本独特の形なので神器そのものです。ちなみに韓国の古墳からも出土しますがこれは日本から持って行ったものと考えています。勾玉パワー発揮されると良いですね。GOODポチ!!です。
返信する
ふぅさん。 (宮松里(みやまつり))
2013-11-04 13:02:00
ホテルのメニュー偽装事件を思えば、中国とたいして変わらない。
東アジア人の気質さえ、感じますよね。。

ポチありがとうございます。
せっかく本物と思い買ったので、本物と信じるようにしています。(笑)
出雲石、語感もいいし、勾玉さえありがたく思えるから不思議です。
そういえば、幸磨ちゃんは、出雲へいっているんすよね。
彼氏、いまごろ、どうしているやら。。(笑)
返信する
ことじさん。 (宮松里(みやまつり))
2013-11-04 13:05:00
はい、縄文期まで、遡ろうと思っています。(笑)
ただ、勾玉は偽物も多いらしく、注意しないとならないでしょうね。
いま、勉強中ですが、これといった手本がないんですよね。。
ありがとうございます(^-^)
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元単さん。 (宮松里(みやまつり))
2013-11-04 13:11:00
あはは・・
>勾玉撫でつつ口元綻ぶみやさんのお顔が思い浮かばれます。
それで、こんなに艶が出ています。(笑)
ありがとうございます(^-^)

おお、ご実家の近くで、石鏃が発見されますか?
ひょっとして、元単さんのご先祖がお使いになった、可能性も。。??
しかし。。。
土地を治める豪族は普通は、使わないですよね。
失礼いたしました。(^-^;
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