桃の図大皿です。
百畝(ひゃくうね)の庭中のなかば是(これ)苔である。
桃の花は、すっかりなくなってしまい、菜の花が咲いている。
桃の花を植えた道士は、いま何処へいってしまったのだろうか。
以前ここを訪れた劉朗(わたくし)は、また、ここにこうして来ています。
『福』の裏銘をみますと、時代は、文化文政期のころと言う感じでしょうか。
ですから、いまから約200年くらい前になりますよね。
もうすこし古い時代、天明寛政期ごろ、中国から粉彩という絵の具が入ってきますが、
一部、黄色い絵の具あたりに使われているようです。
しかし、この左上の黄色で描かれたハートマーク、いったいなんでしょうか?
虫のようにも見えるし、よくわかりません。わかる方いたら教えてください。
この漢詩もなんて書いてあるんでしょうか。
時間がなくて、調べることができませんでした。
皿縁の金彩は、ほとんど剥げ落ちてしまいましたが、その他はきれいに残っておりました。
直径約30cm、天明寛政期ごろ(平太さんご指摘で判明す)
オークランドさんのお陰で、詩の意味が解りました。
百畝(ひゃくうね)の庭中のなかば是(これ)苔である。
桃の花は、すっかりなくなってしまい、菜の花が咲いている。
桃の花を植えた道士は、いま何処へいってしまったのだろうか。
以前ここを訪れた劉朗(わたくし)は、また、ここにこうして来ています。