◎ 6月10日、「たばこを1箱1000円に」とか、「たばこ増税、今秋提言へ=超党派議連」という見出しのニュースがマスコミを賑わしました。その目的としてあげられているのは、国の税収増や健康被害防止のため、たばこ価格の大幅値上げを目指すのだそうです。与野党を問わず集まった「たばこと健康を考える議員連盟」の世話人会が開かれ、明日13日に設立総会が予定されています。さらに、今年の秋を目途にたばこ関連税の引き上げ幅などを提言し、2009年度税制改正に反映させようとしています。
◎ この間、私は繰り返し「たばこ増税がいかに政治的な暴挙なのか」、あるいは「政策的に知恵のない愚策であるのか」を述べてきたつもりです。今回、「たばこと健康を考える議員連盟」を画策した世話人会は、自民党の中川秀直元幹事長、民主党の前原誠司副代表、公明党の北側一雄幹事長らであり、軽率極まりない政治家として長く記憶にとどめておきたいと存じます。今後、外国のたばこ税の課税状況や、値上げした場合の業者への影響、未成年者の喫煙実態などについて検討するとしていますが、「何をおっしゃるのか、その上目線」には怒りさえ覚えます。
◎ 1箱300円程度のたばこを1箱500円~1000円に値上げし、医療など社会保障費に充当するというのは、安易な課税政策であることは明らかです。時を同じくして、『文芸春秋』の7月号では司馬遼太郎「日本のリーダーの条件」が特集されています。皆さん、ご存知だと思いますが、司馬遼太郎記念館にある書斎の縁側のテーブルには、現在も愛煙されていたマイルドセブンが置かれています。日本の政治家たちの「司馬遼太郎好き」はつとに有名ですが、今回の「たばこと健康を考える議員連盟」の動きについて、司馬遼太郎さんは激怒するに違いありません。
◎ この間、私は繰り返し「たばこ増税がいかに政治的な暴挙なのか」、あるいは「政策的に知恵のない愚策であるのか」を述べてきたつもりです。今回、「たばこと健康を考える議員連盟」を画策した世話人会は、自民党の中川秀直元幹事長、民主党の前原誠司副代表、公明党の北側一雄幹事長らであり、軽率極まりない政治家として長く記憶にとどめておきたいと存じます。今後、外国のたばこ税の課税状況や、値上げした場合の業者への影響、未成年者の喫煙実態などについて検討するとしていますが、「何をおっしゃるのか、その上目線」には怒りさえ覚えます。
◎ 1箱300円程度のたばこを1箱500円~1000円に値上げし、医療など社会保障費に充当するというのは、安易な課税政策であることは明らかです。時を同じくして、『文芸春秋』の7月号では司馬遼太郎「日本のリーダーの条件」が特集されています。皆さん、ご存知だと思いますが、司馬遼太郎記念館にある書斎の縁側のテーブルには、現在も愛煙されていたマイルドセブンが置かれています。日本の政治家たちの「司馬遼太郎好き」はつとに有名ですが、今回の「たばこと健康を考える議員連盟」の動きについて、司馬遼太郎さんは激怒するに違いありません。