
小池都知事が、都内23区の無電柱化に向けて動き出しました。世界の主要都市と比べ、日本の後進性が際立っています。ロンドン、パリの100%、ソウルでさえも46%であるのに対して、東京都内23区は7%、大阪市5%、京都市にいたっては2%という無電柱化率に過ぎません。
景観の問題以上に、防災の観点からも無電柱化は喫緊の課題だと思います。しかし、その推進が既存業界の衰退を生み、一方では新技術の開発へとつながっていきます。
電柱関連での仕事を生業としてきた人びとは職を失い、新たな仕事を探さなくてはなりません。でも、東京オリンピック:パラリンピックを機会に、無電柱化を促進して欲しいと願っています。ある意味では、受動喫煙防止対策以上に、優先すべき政策であると思います。