3月5日夜10時、テレ東さんの「『カンブリア宮殿』儲かる店はこうして作れ」をスマホにメモしながら見た。「生産者直売のれん会」の黒川健太社長が「カンブリア宮殿」2度目の登場だ。
駅ナカの1坪ショップは、昔ながらの酒屋さん(豆腐売り場を設置)がモデルで、酒を買いに来たついでに食べ物(おつまみ)を買っていく様子にヒントを得たそうだ。
以下、私から感銘を受けメモしたことを投稿する。
▼変化がピンチとチャンスを同時に生んでいる。会社は経営者の心が折れたら先はない。
▼良い物を作れる会社は、案外、売るのは得意ではない。広島の八天堂さんは、街の1軒のパン屋さんだったが、のれん会さんとの出会いが倒産の危機を救った。
▼「パンをスィーツ」と再定義し、東京で八天堂のクリームパンを売った。黒川社長は、八天堂のパンと出会い、食品事業をしている自分たちに、まだまだ知らない美味しい物があると知り、愕然とした。
▼工場直売の強みと可能性に賭けてみた。
「本当に作りたい物、しかし世に出ていない商品を売っていく手助けをする」
▼コロナ禍の浅草のピンチに、のれん会が立ち上がる。川喜田さんの有名な「レーズンサンド」と、神谷バー「電気ブラン」とで高付加価値のみやけ菓子「電気ブランレーズンサンド」を商品化して、コロナ真っ只中で神出鬼没の1坪ショップで販売をスタートさせた。
▼みやげ話と連動させた商品は、アフターコロナになっても支持される、という仮説にかけて「今だからこそやる」という覚悟に感銘を受けた。
▼村上龍さんの編集後記のタイトル〈新しい土壌の発見〉にも納得だ。
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