ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

春若・鶴二・二人会

2015-01-19 21:32:37 | 笑福亭鶴二

角座の前のキリン・・・本日、初めて目に入りました。



二人会、看板もシンプルでよろしいですな。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「江戸荒物」

呂好さんの落語、大好き。

きっちりとしていて、わざとらしさもなく、
噺のもっている笑いをストレートに伝えてくれる。

今月の29日には、船場寄席で、「米揚げ笊」と「天狗裁き」とあと一席。
「天狗裁き」、興味あるとこですな。

二、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」

この様な、旅ネタ。

前座噺の様な「兵庫船」を大ベテランさんが演じると、凄いですな、
噺のおもしろさが、濃縮されてでてくる。

喜六は、まるっきりのアホではなく、ちょっとおちょこちょいなだけで
早とちりはするが、案外頭の回転が早いところもみせる。

噺すべてに粋さを感じさせる、春若さんの落語に、じわじわっと、はまりかけてます。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「口入屋」

最高のライブ感、このドキドキ感、よろしいな。

時間が迫っていたのか、番頭のドガチャガのところが
いつも以上にエキサイトで、最高におもしろい。

私の好きなシューマンの交響曲のNO2で、ジョージ・セルのライブ盤を持っているが、
そのアクセル全開、乱れる一歩手前のアンサンブルのエキサイト感は必聴。

そんな、語り草になるような、鶴二さんの「口入屋」、
2015年1月18日角座で聴かしてもらいましたで・・・。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」

「どんな夢みてたん」、ちょっとだけ聞かして、誰にも言わんから聞かして、
立場上口が堅いから聞かして・・・・・常日頃から秘密というのは難しいもんですな。

ここだけのハナシ、お前だけのハナシ、まあ言った瞬間から
他へ拡がるもんと、覚悟せねばならぬのが、世間の噂。

良いも悪いも、ホント早いもんですな。


五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「禍は下」

初めて聴く噺、東京でいう「権助魚」。

下、ここでは袴のこと、タタミ方でばれるとは、
実は私、去年初めて着物デビューしたのですが、今月24日が袴デビュー、
何のヘマかわかりませんが、定吉のようにヘマをしないように・・・。

妾宅で流れる時間、憧れますな。

そんな、良き時代を感じさせてくれる春若さんの「禍は下」でおました。


春若・鶴二・二人会
2015年1月18日(日)午後5:00開演
道頓堀角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「江戸荒物」
二、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「口入屋」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」
五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「禍は下」
三味線・・・・・・豊田公美子
笛・・・・・・・・・・笑福亭松五




鶴二さんの後援会の横断幕。

春若さんの、落語論議、改めて落語の奥の深さを知り、感激致しました。




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