僕と妻の1778話 (集英社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
☆☆☆
奥さんが、悪性腫瘍の為余命一年と告げられ、著者の眉村さんは、
傍にいながら、余計な心配もかけたくないと、毎日原稿用紙三枚以上を書く。
エッセイではなく、お話でないと駄目。
そして、毎日妻が読んで微笑んでくれるような内容。
1997年7月16日からはじまり、1778話書き続けられました。
五年間奥さんは頑張られたのですが、この1778日は、
ご夫婦にとっては、愛の交換日記の様なもので、ハナシの中身以上に
お互いを思いかばう気持ちが伝わってくる。
いつか、伴侶を看取る時がくるのですが、
果たして私がその立場になったら何ができるのか
考えさせられる本でおます。