ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第422回NHK上方落語の会~2022.01.13

2022-01-13 17:17:17 | NHK上方落語の会

第422回NHK上方落語の会~2022.01.13

一、月亭秀都・・・「秘伝書」

上手いですな。「秘伝書」どこか卑猥な空気が流れると思うのは私だけか、秀都さんの「秘伝書」、溌剌として青春そのものですがすがしい。若手の上手な落語は新鮮でこちらまでリフレッシュできますな。

二、露の紫・・・・「宿屋町」


笑いの少ない「宿屋町」を・・・「狼講釈」「星野屋」「金明竹」「桜の宮」いろんな十八番の噺があるのになぜ、やはりNHKさんの方から今までの放映の加減があってのリクエストなんでしょうか。もったいないなぁと思いながら、聴いてしまいました。

三、林家小染・・・「堀川」


「堀川」と言えば、私にとってのバイブルは松之助さんの「堀川」。あのお向かいの酒飲みも、猿回しも出てこないが、笑いは爆発。仁鶴さんの「池田の猪買い」と最初に美味しいものに出合ったら、あとは物足りない、これは幸せなのか不幸なのか・・どうなんでしょう、でも、「猿回し」の最後まで聞いたのは初めておましたな。

四、桂米紫・・・・「三年目

今日一番の秀逸の米紫さんの「三年目」。陰気な噺を陽気な米紫さんが程よく料理して、気品ある一品に。米紫さんの人情噺などじっくり聴いてみたいですな。

五、桂文枝・・・・「初恋」

文枝さんの創作落語。島崎藤村の詩「初恋」を暗唱せよと、そうなんですな落語って暗唱なんですよね。何となくふぁっと覚えてもよさそうですが、落語ってリズム結構5、7、調が崩れると違和感が感じるときもありますよね。生徒が先生に、逆に思いの女教師に電話でアプローチせよと、あの「初恋」の仕返しを・・・この形態って骨組みって、古典落語そのものなんですよね。創作ってうたいながら基本ができてる料理屋さんの一品は何を食べても美味しおますな。


第422回NHK上方落語の会
2022年1月13日(木)午後6:20開演
NHK大阪ホール

一、月亭秀都・・・「秘伝書」
二、露の紫・・・・「宿屋町」
三、林家小染・・・「堀川」
四、桂米紫・・・・「三年目」
五、桂文枝・・・・「初恋」

③、本日の多彩な出演者


④、ひさしぶりに当たりました。

⑤、席は一階最後列辺りのL16列6番と7番


⑥、席からの舞台、案外見やすいほーる。
客席はコロナ対策で敢えてまばら状態に。

①、NHK大阪ホール
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初春文楽公演・第二部~2022.01.13

2022-01-13 08:08:08 | 文楽・歌舞伎・能
初春文楽公演・第二部~2022.01.13

今年は、文楽でスタート。午前中に日生病院の初診察を終えてから文楽劇場へ。ある専門病院の予約と紹介状、診察情報のCDを作成するのに時間をとられたので、ギリギリ劇場へ。でも客席は残念ながらガラガラ状態。コロナ禍、文楽人気、いずれにしてもさびしい状態でおます。

演目は「絵本太功記」。尼崎の段になって、おもしろさが増す。明智光秀と羽柴秀吉が山崎の合戦の前に尼ヶ崎で顔を合わせているという設定。この自由さ、文楽ならではですな。光秀の木登りや荒物の立ち回りなどスケール感と鎧姿のカッコ良さにほれぼれいたしますな。
でも、なぜか文楽特有の死、息子の十次郎と母じゃは死ぬんですが、死をもって志を示したり、息子を諫めたりと、武士道が未だ生きていた時代、私たちが今感じている死生観とは大いに隔たりがあるんでしょうな。

次回の、四月公演(4/2~4/24)は、一部「義経千本桜」、二部「摂州合邦辻」、三部「「嬢景清八嶋日記」と「契情倭荘子」、時間的には昼間の二部がやはりよろしおますな。

初春文楽公演・第二部
令和4年1月13日(木)午後2:15開演
国立文楽劇場

絵本太功記
・二条城配膳の段
・夕顔棚の段
・尼ヶ崎の段




①、国立文楽劇場


②、初春文楽公演~2022.01.13

③、絵本太功記

④、コロナの影響か、ガラガラ状態の寂しい客席

⑤、一階の新春の飾り餅

⑥、かしらもコロナ対策でマスク着用

⑦、パンフレット
この700円はお安く、床本付きで価値あります。


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