「第223回・和泉ワンコイン寄席」~2023.06.17
一、桂白鹿・・・・・「ぞろぞろ」
鉄板の雪鹿が入門したての時の、師匠の家での食事のエピソード。何度も聞いてますが、洗練されて言葉に無駄が無くなって良いマクラに。噺は「ぞろぞろ」、江戸っぽくって上方では珍しい噺。こんな噺を選ぶなんて、今の若手の咄家さんは新作はするし、改作はするし、どんどん新しい噺は開拓するし、おそろしい限りですな。
二、笑福亭飛梅・・・「たがや」
これも、江戸の噺の「たがや」。もう入門されて15年目と、入門時を知っているだけに月日の経つのは早いですな。そして落語家としての充実度もさすがですな。こんな噺が、ワンコイン寄席で聴けるとは、これからの新顔の落語家さんには演目選びだけでも楽しみですな。
三、笑福亭伯枝・・・「西行・鼓ヶ滝」
今朝、ラジ関寄席で放送があった伯枝さん。そこで流れていた噺「西行・鼓ヶ滝」。能勢電の鼓ヶ滝でする人もある中、伯枝さんは実際に今もある有馬を舞台にしての「鼓ヶ滝」、講談の旭堂南鱗さん仕込み。短歌を少しかじっているごまめとしては、いつかモノにしたい噺のひとつですな。
「第223回・和泉ワンコイン寄席」
2023年6月17日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ・三階・学習室
一、桂白鹿・・・・・「ぞろぞろ」
二、笑福亭飛梅・・・「たがや」
三、笑福亭伯枝・・・「西行・鼓ヶ滝」