ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第7回・鳥はな寄席~鶴二さんの「らくだ」でっせ

2011-08-20 22:31:57 | 笑福亭鶴二

初芝の、鳥はなさん主催の、鳥はな寄席。

鶴二さん登場で、・・・・・・・今日も進化してドンドンよくなる、「らくだ」。


70人の大入満員・・・今回から東部会館に移しての、第七回「鳥はな寄席」。

一、すずめ家こごめ・・・・・・・・「延陽伯」

チラシにでている、すずめさんは用事の為、代役でこごめさんが登場。
「と、するとなんですか、家主さん、今日は、私に、嫁さんを世話しようと」
この前を省略して入るやり方は、大師匠の枝雀さんの得意技。
こんなところに、一門らしさが、大いに出ていますな・・・。

噺は、「延陽拍」、大きく詰まるところも無いが、リズム感に乗れぬだけに、
客も笑うのに、戸惑っている感じ・・・。

アマチュアとしては上手なのに、笑いがおきないというのは・・・笑いというのは、不思議なもんですな。


二、すずめ家ちゅん助・・・・・・「犬の目」

小噺、なぞかけを連発しながら、客の笑いをひき出し客席を和ませ、
たっぷりと時間を掛け客席をあたためていき、「犬の目」へ。

前座噺であるが、ベテランのちゅん助さんが演る「犬の目」、掠れた味がある。
聴けば、プロとして演っておられてもおかしくない経歴。

ゲストを立てて、サッカーでいうアシストに徹する「鳥はな寄席」のちゅん助さん、
これからも演目と共に注目ですな。


三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」

一門の某師匠の品川プリンス事件(一寸書けない)をマクラに・・・夏はやはり、怪談と。
そして、幽霊と化物の違いについて、基本的には、人間と動物の違いですが、
すべての人が、幽霊になれるのではなく、美人だけに限られております、ブスの方はやはり、化物に。

噺は「皿屋敷」、さすが、正統派の一門、夏の噺なのに秋風が漂う、端正な高座。

お菊さんがが有名になり、近在から見たい人が押し寄せ、お菊饅頭に、お菊煎餅などみやげもんがいっぱい。
一番の売れ筋は、お菊煎餅、家に持って帰ると、10入りの煎餅が、なぜか9枚入りに・・・洒落てますな。

梅田の、まいべすと落語会で大ネタにも挑戦して充実の、佐ん吉さん。
今日のように、育ち盛りの噺家さんの、新ネタ(私にとっての)に出会えるのは、楽しいもんですな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

今日で、三回目だが、聴くたびごとに、安定感を増す、鶴二さんの「らくだ」

パシリの紙屑屋が酒を呑んでから、本性を表わし、居直ってくる様は、絶品だが、
回を重ねる度に、香典や酒肴を集めて回るところでも、じっくりと面白味が増している。
お客さんの一言「今日の鶴二さんの「らくだ」、時間が、少しも長く感じなかった」と、
これこそが、最高の賛美ですな。

9月17日の独演会にむかって、更に磨きのかかる鶴二さんの「らくだ」
感動の時は、日々、近づきますな・・・・。


鶴二さん、今後の「らくだ」の予定(解っている範囲で・・・・)

8月27日(土)PM6:30・・にしんそば松葉と笑福亭鶴二の会・・・京都にしんそば松葉・・TEL075-871-4929
8月28日(日)PM2:00・・正覚寺寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南海「粉浜」正覚寺本堂TEL06-6671-6229
9月10日(土)PM1:15・・土塔庵寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土塔庵(深井)・・・・・・・TEL06-6845-2258

9月17日(土)PM5:00・・笑福亭鶴二独演会・・・・・・・・・・・・・・・・・国立文楽劇場・・・・・・・(・前売券、完売。)




第7回・鳥はな寄席
2011年8月20日(土)午後2:00開演
東部会館 2階

一、すずめ家こごめ・・・・・・・・「延陽伯」
二、すずめ家ちゅん助・・・・・・「犬の目」
三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

三味線・・・さやか
鳴物・・・・・佐ん吉
笛・・・・・・・つばめ
お茶子・・・ふじこ




打上げの会場
右から、鶴二さん、佐ん吉さん、井上さんに、ちゅん助さん。


お世話のお嬢さんたち。・・・・・右の方は三味線のさやかさん、か。


ハゲの刺身、特に肝が美味。


脂がのった美味しい、秋刀魚の刺身。


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