ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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いずみ寄席・2019~桂米朝一門会

2019-01-27 21:26:01 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝
いずみ寄席・2019~桂米朝一門会

塩鯛さんが体調悪いのか、千朝さんが代役で・・・・。

和泉シティプラザ・

和泉中央駅、すぐそば。
ここにある、和泉市の図書館は素敵です。

和泉シティプラザ・弥生の風ホール

落語会には、ちょっと大きめのホール。
今回は、空席がちらほら、もったいないですな。

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」

実は、そうばさん、今回で12回目の出会い、そのうち「手水廻し」で4回。
出番の具合によるんですか、またこれだけ偏ると十八番という部類に入るんでしょうか。

独特のイントネーションが、田舎の旅館の雰囲気はでているのですが・・・。
頭を廻すところ仕草で見せるのか、舞台が大きいところでは、大いに見せ場なんですが・・・。

客、主人、喜助すべての登場人物のビックリ、感動が薄いようで、
何か、こじんまりとした、「手水廻し」でおましたな。


二、桂しん吉・・・・・・・・・「地下鉄」

鉄道ファンのしん吉さん、梅團治さん、小梅さんは「撮り鉄」。
しん吉さんは「乗り鉄」、あと「車両鉄」に「録り鉄」「収集鉄」といろいろ分野があるんですな。

でも、鉄道の話をされてるとき、しん吉さん、嬉しそうで、楽しそう。
趣味ってそんなもんですな・・・。

噺は「地下鉄」、今の市楼さんの祖父にあたる三代目染語楼さんの作。

再開した男女が、駅名を織りこんで愛の告白のキャッチボールを。
今では、もっとストレートな愛の表現になっていますが、
その当時のほんわかとした男女間に微笑ましい、落語で
また聴いてみたいみたくなる、ノスタルジー感のある名作でおます。

しん吉さん、是非「堺筋線」や「四ツ橋線」、御堂筋線も千里中央まで延伸して
「北大阪急行」編も作って欲しいですな。


三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「試し酒」

今日、お休みになった、塩鯛さんの十八番「試し酒」。
やはり、出番が重なると演りにくいネタも沢山あるのでしょうな。

使用人の権助の味がこの噺のキモで、吉弥さん若いし都会的なのか、
ちょっとスタイリシュな「試し酒」に、落語家さんと演目って、
ニンに合っているというか、笑いのツボが落語家さんと相まっているか、
難しいもんですな。

四、桂千朝・・・・・・・・・・・「鴻池の犬」

といいながら、すべての噺を、ご自分の世界に引き寄せる千朝さん。

嫁さんは棒読みみたいな落語といいますが、
あの、独特の言い回しは私は好きで、はまりますな。

「代書」「蔵丁稚」「口入屋」、どれも独特の雰囲気で好きでおますな。


五、桂文之助・・・・・・・・・「星野屋」

4割打者、文之助さんの「星野屋」15回中6回の確率で出会う。
それでいて、嫌でないのは十八番の証しか・・・。

あと好きなのは「片棒」「桜ノ宮」「猫の忠信」なんかよろしおますな。
是非、次回はこのあたりに出会いたいですな。


六、桂南光・・・・・・・・・・・「不動坊」

冬の噺、「不動坊」、(江戸では幽霊つながりで夏の噺に)。

これだけ、長屋の連中で登場人物が多彩にでてくる噺も少ない。
漉き直し屋の徳さん、東西屋の新さん、かもじ鹿の子の活け洗い屋の由さん。
隣り裏の軽田胴斎、利吉にお滝さん。
題になっている、不動坊火焔さんは死んでしまっているので一切でてきませんな。

サゲは「遊芸稼ぎ人でおます」ではなく、「さいぜんまで宙に浮いておりました」、
確か師匠の枝雀さんの型か、細かいところでも引き継がれていくことは、よろしおますな。


いずみ寄席・2019~桂米朝一門会
2019年1月27日(日)午後2:00開演
和泉シティプラザ・弥生の風ホール

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」
二、桂しん吉・・・・・・・・・「地下鉄」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「試し酒」
四、桂千朝・・・・・・・・・・・「鴻池の犬」
中入り
五、桂文之助・・・・・・・・・「星野屋」
 六、桂南光・・・・・・・・・・・「不動坊」





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