ピアノ名曲探訪・生演奏でつづる・⑩~2022.09.29
ピアノ名曲探訪・生演奏でつづる・⑩
~ムソルグスキー・壮大なロシア・サウンド~
~ムソルグスキー・壮大なロシア・サウンド~
2022年9月29日(木)9:45~11:15
和泉シティプラザ・3階レセプションホール
講師・宮崎剛
◉ロマン派から近代へ
ロマン派の前半までは、伴奏パートにおいてドの音を下に置いて土台をしっかりさせていたが、後半からは上において少し軽やかにしている。
フランスはいろんな国の文化が入っていたので、音楽も国々による特徴あるものが自由に入ってきた。
◉ロシア音楽の特色
国民楽派五人組、バラキレフ、ムソルグスキー、ボロディン、リムスキー・コルサコフ、キュイ。民族主義的な音楽の創造を志向した。
【演奏曲目】
①、ドビッシー:「亜麻色の髪の乙女」
あの有名な曲、美女の髪が風にたなびいていますな。
またドビッシーの楽譜はとてもきれいで視覚的にも芸術的である。
②、ドビッシー:「アラベスク第1番」
ドビッシーさん、リズムよりハーモニー重視です。
③、ドビッシー:「ベルガマスク組曲」よりNO1・前奏曲
④、ドビッシー:「ベルガマスク組曲」よりNO3・月の光
和音のおもしろさを堪能。
⑤、サティ:「ジムノペディ・第1番」
お寺のイメージですが、ゆっくりと歩いています。
⑥、フォーレ:「レクイエム」より第1曲・キリエ
もともと、管弦楽での「レクイエム」ですが、今日はピアノで。
⑦、ムソルグスキー「展覧会の絵」より
ハルトマンという美術家の遺作展覧会で見た10枚の絵からのインスピレーションでつくる。その絵と絵の間を歩くプロムナードが聴きどころ、心情の違いがおもしろい。
当時西欧風が流行っていたので、国民楽派の匂いの強いこの曲は生存中は一切演奏されず。いまよく演奏されるオーケストラ版はラベルによる編曲です。
「第一プロムナード」「小人」
「第二プロムナード」「古城にて」
「第三プロムナード」「チュイルリーの庭」
「牛車」
「第四プロムナード」「卵の殻をつけた雛の踊り」
「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」
「終曲・キーウの大門」
②、本日演奏の手持ちのCD
③、ごまめのピアノ曲のCD
バッハ、クレメンティ、ハイドン、モーツアルト、ベートーベン、シューベルト、シューマン、ショパン、ブラームス、フィールド、リスト、グリーグ、リヒャルト・シュトラウス、サティ。そこそこ、塊であるピアノ曲、引っ張り出してきました・・・しばらく聴き直します。
④、和泉シティプラザ
⑤、いずみ市民大学・教養学部
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