ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第9回大爆笑・ラジ関寄席「角座月夜はなしの会」

2014-05-12 22:07:34 | ラジ関寄席





今日は、昔の同僚のN地さんを誘って、・ラジ関寄席へ・・・。

なかなか、癖のあるつわもの噺家さんが揃った落語会。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例によって、司会進行役の小川恵理子さんの登場。

でも、もう今回で8回目を迎えましたと・・・・・・・。
今年になってから参加させて頂いていますが、あるとき確か6回目だとか・・・。
それから、ずっと数えてきたつもりで,今回が9回目と思っていたのですが・・・・・・。

ちゃんと調べて訂正しなければ・・・・・誰か教えてくださいな。



一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「桃太郎」

いつもきっちりと演じる正統派、呂竹さん。

さぞ、呂竹さんの幼少の時は、桃太郎の親に説教するような、ませた子ではなく
知っていても親を立てて寝たふりをする良い子だったんでしょうな。

一つ気になったのは、最後の最後まで寅ちゃんが下から上を見て父親に話しかけていて
最後は「お父ちゃん、お父ちゃん・・ああ、寝てしもうてる・・・今日日の親は・・・・」ですが

では、おやっさん、立って寝てたんかいな・・・・

思わずツッコミを入れた「桃太郎」噺でおました。


二、笑福亭右喬・・・・・・・・・「平の陰」

師匠の松喬さんが、一門の秘密兵器と言うたとか伝え知る右喬さん。

マクラは修行時代のバイトのはなし。
まあ、すぐにでも辞めて貰いたいけったいなバイトさんだったんでしょうな。

噺は「平の陰」・・・お猪口が大平椀の陰になって見えなかったというサゲ。

東京では「無筆の手紙」ですが、上方落語家名鑑の巻末の上方噺・厳選200選では
「手紙無筆」ですが、本当は差出人は誰で、はたまたアホの処にきた手紙なんでしょうか。

字の読めないおやっさんと右喬さんがダブってはまり役、いやはまり噺。

おやっさんの絞りだすキバリ声も、だんだん違和感が無くなってくる。
慣れというのは、おそろしいもんですな・・・・。

また聴きたくなる右喬さんの「平の陰」・・・・・・・・
変な嗜好に・・・・はまる何かが含まれてますので要注意でおます。


三、笑福亭鶴志・・・・・・・・・「欲の熊鷹」

よろしいな・・・鶴志さんの「欲の熊鷹」。

欲の熊鷹とは何のこっちゃ・・と調べると、
「欲の熊鷹股裂ける」という言葉があって、欲が深過ぎる者は禍をこうむると。

「熊鷹が二頭の猪を両足で掴み、猪が左右に駆け出したのを放さなかったので
股が裂けて死んだ」とか、二兎追うものは一兎も得ずではなく、
死んでしまうんですから、えげつないですな・・・。

お金を両替をと言いだしてくれた女の方をあれやこれやと推測するあたり最高。

待っている間の、暇つぶし、ご愛嬌と・・・大阪ならではの会話ですな。

まあ、昔、住んでいた梅新辺りでは、おてかけさん、おめかけさん・・・
ようけご近所さんに居られましたで・・・。
(まあ、どんな環境で育ったんや・・・でおます)

そんな、懐かしさも湧いてくる大阪らしい噺でおました・・・・で。


四、笑福亭生喬・・・・・・・・・「須磨の浦風」

この関西ラジオの旧社屋があったのが、須磨。

それにちなんで、「須磨の浦風」をと、珍しい噺を生喬さんが・・・。


噺は、紀州のお殿さんが、鴻池善右衛門さんのお宅へお忍びでお越しになる。

そこでの、趣向のいろいろ。
夏の暑い折なので、須磨の浦風を長持ちに入れて大阪まで運んでこようと・・・

オチは内緒でおますが・・・須磨の浦といえば、源平の合戦があったところ。

やはり、平家の物語なんでしょうな・・・。

生喬さん、珍しい噺、ありがとさんで・・・おます。


五、桂春之輔・・・・・・・・・・・「子は鎹」

最初、鎹の説明から、ざこばさんは実物を高座で見せてから演られるが、
春之輔さんが「今日、子は鎹、演りますわ」というと、貸したろか・・・と
ざこばさん、いつも持って歩いたはるんか・・・・と。

桂春之輔さんの「子は鎹」、子別れのケンカして、父親の飛び出すとこから始まる。

父親の言葉足らずの気性と、春之輔さんの喋りが相まって、
ほのぼの人情噺に・・・・・・。

昔の夫婦って、言葉少な目ながら、情できっちり繋がっていたんですな・・・。



今回も、充実の落語会でした、今回収録のラジオ放送は、今月から早速あるらしい・・・。



次回大爆笑・ラジ関寄席「角座月夜はなしの会」は、6月9日(月)道頓堀角座で。
内海英華・笑福亭飛梅・笑福亭三喬・桂福車、笑福亭鉄瓶さんの予定でおます。



第9回大爆笑・ラジ関寄席「角座月夜はなしの会」
2014年5月12日(月)午後7:00開演
DAIHATHU MOVE 道頓堀角座

一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・「桃太郎」
二、笑福亭右喬・・・・・・・・・「平の陰」
三、笑福亭鶴志・・・・・・・・・「欲の熊鷹」
仲入り
四、笑福亭生喬・・・・・・・・・「須磨の浦風」
五、桂春之輔・・・・・・・・・・・「子は鎹」

三味線・佐々木千華、お茶子・浪江佳代






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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おうてます (ひろし)
2014-05-21 12:18:50
第9回で正しいですよ。
返信する
ありがとうございます。 (ごまめ)
2014-05-23 08:04:38
ひろしさん、ありがとうございます!
自信をもって、次回は10回記念と・・・・。
返信する
昨日の放送 (ひろし)
2014-05-26 17:40:14
昨日の放送で、観客の方が間違い指摘のメッセージ入れてましたよ!

返信する

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