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短歌とは、好き嫌いではなく、その歌をよんだ時に情景が浮かぶか浮かばないかの違いだけです。水原紫苑さんお短歌は高尚すぎて、語彙が言い回しが難しすぎて、やはり文語調は私には馴染めないようでおます。
その中でも、情景が浮かんだお歌は・・・
夢の中に階段多し罪深きあかしのやうにつね眞紅なり
ホワイトシェパード初めて見たる佳き日なり氣高き犬は塔のごとしも
人の世は劇場なればゼレンスキー見事演ずる悲劇の王を
鯛のかしら大いなる買ひてうれしきに生姜無かりき妖精のごとき生姜
わたしが犬をもつにあらずわたしのもとに犬ありといふロシア語あはれ
サンジェルマンデプレ教會しづもりて森よりふかき迷路を抱く
黑ばかりまとへる巴里の女たち鳥のごとしも鴉にあらず
一生かけて愛せしものは犬と巴里きみにはあらずさくらさくらよ
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