笑福亭伯枝独演会~2023.11.19
今日は伯枝師匠の独演会、存じあげてるお顔もちらほらですが、独特の雰囲気の客席で、二階席までの満員御礼。
一、桂二豆・・・・「ろくろ首」
まずは、二豆さん。この前聞いたのが「やかん」、その時も感心したがどっしりとした達者な高座。入門して五年目でこれだけ喋れるとは・・・。二乗、二葉、そして二豆さん。米二一門今や米朝一門の中の新勢力ですな。
二、笑福亭伯枝・・「淀川」
マクラで、角座、浪花座時代の音曲漫才さん、かしまし娘、フラワーショー、ちゃっきり娘、横山ホットブラザーズ、暁伸・ミスハワイ、宮川左近シュー、などテーマミュージックとともに紹介。そして、漫才さんからは寛太・寛大さん「ちょっと待ってね」そして「三年目のちょっと待ってね」を思い出しながら熱唱。良いですな、昭和の寄席が味わえましたな。
シュールな噺で、江戸では「後生鰻」で赤ん坊を川へざぶーんですが、「淀川」では嫁さんをざぶーん。まだマシと思える私は何・・・。お坊さんも信心が過ぎますと、何も口にできなくなりますな。「精進料理」上手なもの、こしらえましたな。
三、桂三象・・・・「踊り」
お隣は同じ落語教室で初めて生落語を見られるというので、「ちょっと刺激的ですが落語問よりは色物で・・・」と、やはり白塗りで登場された三象さん。
独特のトークのあとは、お馴染みの藤あや子さんの「紫雨情」の歌にのって艶やかな踊り。・・寄席は、落語会は、こんなんもん、ありでおます・・・。
四、笑福亭伯枝・・「谷風情け相撲」
八百長がまかり通った時代のお噺。興行とスポーツって際が難しいですよね。
相撲取りって体型からか、悪い奴はいなくて皆良い奴に思えてしまう。人情味あふれる一席にほっこり。
五、笑福亭伯枝・・「禁酒関所」
そして最後は、笑福亭十八番の酒ネタ。「禁酒関所」、二升もの酒を二人で飲み空けた門番。ぐでんぐでんに、でも今日の伯枝さん、まだ酔い足らんように見えたのは、三席のお疲れか逆に終演が近づいてきたからなのか・・。
熱演の三席、大いに楽しませて貰いましたで・・・。
笑福亭伯枝独演会
2023年11月19日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭
一、桂二豆・・・・「ろくろ首」
二、笑福亭伯枝・・「淀川」
三、桂三象・・・・「踊り」
四、笑福亭伯枝・・「谷風情け相撲」
中入り
五、笑福亭伯枝・・「禁酒関所」
糸・はやしや律子、お茶子・東杏子
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