ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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鰻谷寄席~2020年9月

2020-09-23 07:07:07 | 笑福亭鶴二
鰻谷寄席~2020年9月

本日は鰻谷寄席、12人もの演者さんが登場。
まさに、角座ですな。


DAIHATSU・心斎橋角座


満員御礼

コロナ禍でゆったりめの50席限定ですが、満員御礼。

   一、笑福亭呂翔・・・・・・「時うどん」
本日一番の出来、最初の出番から絶好調の高座。
呂翔さん余裕が見受けられ、それがとてもチャーミングに映る。
芸人さんは愛嬌が一番、呂翔はそれを兼ね備えており、魅力たっぷりです。

   二、桂治門・・・・・・・・・・「真田小僧」
手堅く楽しませてくれる、治門さんの「真田小僧」。
このような寄席構成なら、皆さん手慣れた演目を持って来られるので、
聴きごたえのある落語が続く。

   三、笑福亭遊喬・・・・・・「禁酒関所」
大好きな骨太の遊喬さん。番屋の酔いっぷりはお手のもんですが、
丁稚の可愛さに、師匠松喬さんの匂いがちらほら。
そんな思い出に浸りながらの遊喬さんの「禁酒関所」でおました。

   四、土方兄弟・・・・・・・・「漫才」
初めて見る、土方兄弟さん。15年の芸歴とか。
話芸は達者だし、特に突っ込み役の弟さんの雰囲気好きですな。
でも、こんな時は十八番をぶつけてほしいですし、もう少し
ネタらしいネタ、聞きたかったですな。

   五、笑福亭呂好・・・・・・「勘定板」
大好きな呂好さん。「呂好」さんの名前にまつわるマクラから
「鉄砲勇助」か「江戸荒物」、「手水廻し」かなと思うと「勘定板」。
呂好さんのは、さらりとしていて上品さが漂うとは、ちょいと言いすぎですか。

   六、笑福亭達瓶・・・・・・「ちりとてちん」
たて続けの出会いの達瓶さん、無難に楽しませてくれる「ちりとてちん」。
でも、竹の癖のあるイントネションはちと、鼻につきますが・・・・。

   七、雷ジャクソン・・・・「漫才」
初めての出会い、東京の寄席に行くと結構ベテランさんで、
ほんわかとした何とも言えない面白味のある漫才さんに出会いますが。
雷さん、へんながむしゃり感ではなく、どこかとぼけた味が醸し出る
甘酒のような高座期待しますな。

   八、笑福亭晃瓶・・・・・・「手水廻し」

これって、噺がつくとは言わないんでしょうか、「勘定板」と。
田舎者がことばの違いで笑いを・・・・。
晃瓶さんの「手水廻し」、まさに長頭で、客の目線では天井につくぐらいの長さ。
あの頭を回すのは、雀々さんばりで楽しい、この噺のこの部分結構好きですな。

   九、笑福亭松喬・・・・・・「お座詣り」

噺は「風呂敷」を、住職の袈裟に置き換えてのはなし。
松喬さんの巧みな話術で、お寺用語を説明しながら笑いを増やす。
まさに、昔の説法のようですが、・・・「間男」は推奨できませんが・・・。
師匠の「お文さん」といい、松喬のお寺シリーズ誕生でおますな。

   十、内海英華・・・・・・・・「女道楽」

出てくるなり、「あの、あほの鶴二と一緒に」とラジオの話をネタに存分に。
本芸は、淡海節と相撲太鼓を、そこは芸の凄さ、よろしいな。
綺麗で、粋で、頼りになる、英華さん、ますます惚れますな。

十一、笑福亭鶴二・・・・・・「延陽伯」

でてきた鶴二さん。いつまでも、英華さんになぶって欲しくて、
英華さんが舞台に現れるのを待つ鶴二さん、それに応える英華さん。
昔の良き時代の夫婦漫才の息ですな。

マクラで遊び過ぎて、時間が押して早口言葉のような「延陽伯」の出だし、
仲人が帰ってから風呂に行って掃除してからの妄想場面はゆったりと秀逸。
余裕が遊びになって、こちらまでこころウキウキ、嬉しく、楽しくなる。
これぞ、客席一体になって遊ぶ寄席の芸、シバリでの落語、堪能しましたで・・・。

十二、笑福亭喬若・・・・・・「はてなの茶碗」

大トリの喬若さん、得意の顔芸の名残は見れるが、
全体に上品な「はてなの茶碗」、ああ、帝の声色では遊ばれてましたが、
フレシュでさわやかな、「はてなの茶碗」楽しませてもらいましたで。

鰻谷寄席~
2020年9月23日(水)午後1:00開演
DAIHATSU・心斎橋角座
   一、笑福亭呂翔・・・・・・「時うどん」
   二、桂治門・・・・・・・・・・「真田小僧」
   三、笑福亭遊喬・・・・・・「禁酒関所」
   四、土方兄弟・・・・・・・・「漫才」
   五、笑福亭呂好・・・・・・「勘定板」
   六、笑福亭達瓶・・・・・・「ちりとてちん」
   七、雷ジャクソン・・・・「漫才」
   八、笑福亭晃瓶・・・・・・「手水廻し」
   九、笑福亭松喬・・・・・・「お座詣り」
   十、内海英華・・・・・・・・「女道楽」
十一、笑福亭鶴二・・・・・・「延陽伯」
十二、笑福亭喬若・・・・・・「はてなの茶碗」

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