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これも「牛と街灯.3」にて買った歌集の第二弾。大好きな、谷じゃこさんの歌集。大阪らしい、お笑い、おふざけ、おちゃけ、いちびり、そんな周りを楽しませてくれる歌がいっぱい。この前の「ヒット・エンド・パレード」に続く、もういっちょ、おかわり、の歌集でおます。
世界は一つである可能性 空色を使って海が描けてしまって
春は花開く音してスキップするためだけの公園へ行く
目が覚めて直後眠りにつくことを二度寝と言うよ人間なので
ホームラン打った気分で走ってるわたしにクラクションを鳴らすな
階段を降りたところにたい焼き屋でもそーゆーの嫌いじゃないよ
本当は曲げたらあかん方向へ曲げてばっかりやで蟹の足
赤の色えんぴつと赤えんぴつが同じ待遇ではないように
朝だから朝専用の缶コーヒー買って真面目で本当に嫌
カフェオレが自分をオレと言うことにがっかりしつつミルク継ぎ足す
半券が二枚あっても券にならん どっちも一人で観た映画やし
犬のいる家の向かいも犬のいる家 どちらかが必ず吠える
大阪で生きる 生きると声にしてみればせやなと言う猫の顔
国語辞典 鯖の解説文中に美味とあるのが優れた辞典
確実に届けたいので書留にしておきました送りバントは
「クリーン・ナップ・クラブ」・谷じゃこ
野球に鯖に猫がすきなじゃこさん、わたしはあなたの歌がすき。
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