ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

適切な世界の適切ならざる私~文月悠光

2021-12-04 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

なんと、文月悠光さんが14歳から17歳の間に書かれたもの。若き息吹に太刀打ちできず、小父さんは戸惑ってしまう。学校や台所の日常に身を置きながら舞いながら浮上し、心は大いに家出させる。

小父さんは、駅でそんな家出娘に気づいても、近づくことも通りすぎることもできなくて、ただただ見つめて時を過ぎるのを待っている。

そんな熟してない少女を持て余してしまう・・・
・・・そんな気にさせる一冊でおます。



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