3月10日(土) もう見れないだろうと思っていた広島県内の今冬の雪であったが、3月7日~8日に寒波の南下があって意外な量の雪が降った。この雪がこの週末にも残っているだろうと比婆山に登ってみた。烏帽子山から御陵の稜線の積雪は15センチメートル程、頂上近くで20センチメートル程とさほどの量ではなかったが、山のあちこちでこの暖冬の名残り雪が作り出した造形を見ることが出来た。
【写真上】岩の多い登山道をパウダースノーが覆って、ここを踏み分けて歩いて行くことを躊躇させるような造形を現出している。
【写真中】御陵近くの稜線上のブナの枝に積もり残った雪模様。暖冬とはいえ、吹雪く稜線上の気象条件は厳しいのであろう。
【写真下】ところどころに吹雪がこびり付いた比婆山のブナ純林。背景は積雪した毛無山の裾の斜面だ。