8月4日(月)
信州遠征3日目の最終日は長い間夢見ていた北八ヶ岳縦走にチャレンジした。標高2,127メートルの麦草峠から北横岳まで雲上の縦走路を歩き、巻き道を帰ってくるコース採りであった。事前の天気予報では、遠征中の3日間のうちで最も好天になる筈であったのだが、西日本に未曾有の豪雨をもたらしている台風12号の余波で当地も不安定な天候が続き、この日の北八ヶ岳はすっぽりと霧に包まれてしまっていた。それでも、雨が降らないのが幸いと計画通りに山行を挙行した。
【写真↓】スタート地点は国道299号線の麦草峠。ここから北横岳まで稜線部を辿って北上する。
【写真↓】北八ヶ岳の山域は森林限界に達するまでの標高がなく、縦走路は樹林の中を行く。大石峠へと続く登山道はシラビソの森の中に延びる。
【写真↓】大石峠から長い上り勾配を登り続けてやっと到達した茶臼山(2,384m)であったが、霧が晴れる兆候は微塵もなく、展望台からの視界はほぼゼロ。
【写真↓】縞枯山展望台近くの稜線上から束の間霧が晴れた茶臼山を眺望する。
【写真↓】縞枯れし白骨化した樹林に囲まれた縞枯山々頂(2,403m)。
【写真↓】雨池峠から北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に下る登山道の途中から坪庭の景勝地に入り、そこを抜けて北横岳へと向かった。
【写真↓】北横岳の山頂直下の北横岳ヒュッテ近くにある七ッ池に立ち寄ってみた。二つの池を見ることが出来るが、訪ねていた間に霧で閉ざされていた池面が明けてくれた。
【写真↓】北横岳北峰(2,480m)。麦草峠から5時間足らずで到達した。蓼科山や霧ヶ嶺などの大眺望が拡がっている筈なのだが、霧はますます濃くなってこの日は眺望ゼロ。
【写真↓】麦草峠への帰路に北八ヶ岳ロープウェイ(旧ピラタス横岳ロープウェイ)の山頂駅に立ち寄ってみた。霧の中ながら、乗客の姿は多かった。
【写真↓】帰路のコースは山域の西斜面を巻く比較的なだらかなルートであった。途中幾度か草原や笹原などのこころ和む景観が開けた。