~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

幸せと不幸

2015-12-07 12:13:38 | 日記

何となく分かっていたことが、あーそういうことだったのか

と、心にすとんと落ちた時、初めてそのことが実感できた

と、思えるのです。

ずーっと、幸せってなんだろう?と思ってきました。

「私、結構幸せかも」と思っていたら、息子の死に

よって今まで構築してきたものが、すべて崩れ去った

のです。

健康とか経済とか、幸せの条件を作りそれを

満たしていれば、自分は幸せって思っていたから…

でも、その幸せをすべて剥がされた時、幸せって

こんなものじゃないかも…という疑問が起こり

長いこと自問自答していました。

そして、やっと幸せって感性なんだ。と思ったとき

幸せも不幸もない!

幸せって感じたら幸せで、不幸って感じたら

不幸なんだ。って心にすとんと落ち

何だ、こんな簡単なことだったんだと気持ちが

楽になりました。

ただし、これは頭で分かっていても力になりません

体験を通して、実感しないと…

カール・ブッセの「山のあなたの」を読むと

あ~この人も悩んでいたんだなと思います。

     山のあなたの

  山のあなたの空遠く

  「幸さいはひ」住むと人のいふ。

  噫ああ、われひとと尋とめゆきて、

  涙さしぐみ、かへりきぬ。

  山のあなたになほ遠く

  「幸さいはひ」住むと人のいふ。

             (カール。ブッセ)

理って、なーんだこんなことかと思えるほど、

簡単なのかもしれません。

昨日息子に「お母さんの遺言と思って覚えて

おいて。

幸せとか不幸って条件じゃない、感じること

なんだよ。幸せって感じたら今この瞬間に

幸せになるんだよ。

でも、これは頭で分かっても全然ダメなの。

体験を通して身を持って分からないとね。

お母さん、この歳になってやっとわかったの。

このことを覚えといたら、気づきの

ヒントになると思うよ」と、言ったら

息子はいつになく真面目な顔をして聞いて

いました。

いや~生きてるうちにこのことが分かって

良かった~

コメント
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