~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

宮澤賢治の言葉

2016-11-11 23:46:57 | 日記

新聞に、津田塾大の教授で哲学者の萱野稔人さんが

『選挙結果の背景に「米国第一主義」への共感を

挙げる。国力の衰退とともに、米国だけでなく

日本や欧州でも「自国民の利益を最も優先して

ほしい」と考える人が増えている』と書いてあり

ました。

世界がそういう流れになってきているのでしょうか

ふと、宮沢賢治の言葉が浮かんできました。

賢治のこの言葉は、「理想だよ」と言われてしまう

かもしれませんが、理想を持って、その理想に

少しでも近づきたいと思い生きていくのが、

人間という生きものではないでしょうか…

賢治の言葉は、難しいけれど今こそ

向き合わなければいけない言葉のような気がします

 

『 世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の

幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と

次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向に

ある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識して

これに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 

求道すでに道である

                           宮澤 賢治』

コメント (3)
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