「大根でもね、皮をむくと痛いでしょ?
擬人法ではないけれども、野菜を切るときも
人と接するような気持でやっていますよ」
初女さんの本の中で、今日この言葉と出会いました。
こういう思いを持って、調理されていたんですね
だから、あんなに美味しかったんだ…
「調理する心っていうのは、
その人の生きる姿そのものが、
そこに出てきます。
できたものに対して結果が出てきますから
自分で判断できるわけですね。
そしてまた反省して、そこを直していくんです。
佐藤 初女 」
初女さんは、調理しているときは、真剣そのもので
殆ど沈黙。余計なおしゃべりは一切しません
でした。
初女さんがいると、台所は神聖な場所となりました。
私が、初女さんの後ろからじーっと見ていると
初女さんは、そんな私に気が付いて
「食べる?」と、味見をさせてくれるのです。
あの時の嬉しさが、私の中にまだ残っています。
初女さんのお料理を作るとき、
初女さんを感じることができます。
人と接するような気持で食材と向き合って
いたんですね、初女さんは…
すごいな~