季節は、確実に晩秋へと向かっています。
日暮れの早さに、心細さを感じる時があります。
夕飯の買い物を終え、家路に急いでいるとき、
路地を曲がったところで、ふいに後ろから声を
かけられました。
振り向くと、高校生くらいの男の子が
「これ落としませんでしたか」と、私に蕗を
差し出すのです。慌てて買い物の袋を見ると
買ったはずの蕗がないのです。
私は思わず「有難う!」と言って蕗を受け取り
ました。
そして、2~3歩行ってから、大きな声でもう一度
「有難う」と言うと、彼はちょっと照れた様子で
ちょこんと頭を下げました。
なんて素敵な若者だろう。わざわざ追いかけて来て
届けてくれるなんて!と思ったら嬉しくなりました。
胸キュンの小さなプレゼントを貰ったみたいで…
胸キュンと言えば、作家の田口ランディさんは
胸キュンのプレゼントの達人です。
さらしを縫って、ランディさんが絵を描いた
ふきんを頂いたとき、胸がキュンとしました。
初女さんへのお土産と言って、桐の箱を
大事そうに抱えていたので、高価なお酒かと
思っていたら、可愛い天使の飴細工が入って
いました。
初女さんも、可愛いね~と言ってじっと見て
いました。
私が持って行ったのは、アンゴラの靴下
実用的だけど…あ~胸がキュンとなるような
そんなプレゼントが出来る人になりたいな~
蕗の君の胸キュンからランディさんの胸キュン
プレゼントに飛んでいきました。
スーパームーンは、宇宙からの壮大なプレゼント
感謝して生きなくちゃ…