~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「美しい話」

2016-11-07 23:18:11 | 日記

「美しい話」

文字で読むと白々しい言葉のように思えますが、

この話は美しいとしか言いようがないと

思いました。

私は、昨日電話でしかお話をしたことがない

弘前の方とお会いしました。

この方は、佐藤初女先生が自宅でお話なさる時に

テープを録ったりするお手伝いをしていた

そうなのですが、初女先生がよく私のことを

(息子が最後に食べたおむすびのお弁当のこと)

話されていたので、私のことが心にのこっていた

そうです。それで連絡を下さり、昨日は東京に

来られるというので、皇居のお堀の側でお会い

しました。

初めてお会いしたという感覚がまるでなくて

私は、あ~初女先生が会わせて下さったんだなと

思いました。

その方が、初女先生が思うように動けなくなって

お手伝いに伺っているときに

自分には何も出来ないけれど、拭き掃除なら

出来ると、廊下や階段を拭き掃除をしていたら

先生のお部屋の襖が、すーっと開いて

初女先生が、その方に手を合わせて、

又すーっと襖が閉まったそうです。

この話を聴いたとき、聴いている私までもが

浄められていくような気がしました。

先生の行為も思いも一点の曇りのない美しさを

感じるのです。

先生は、体が動けなくなり苦しみも痛みも

ある中で、他者への美しい心を持ち続けて

いたのですね。

亡くなったお顔が、神々しいほど美しかった訳が

わかりました。

このお話を、ふっと思い出すだけで心が浄めれて

いくのを感じます。

これは、初女先生からの贈り物なんですね。

この「美しい話」、私は一生忘れないと思います。

悲しくてどうしようもない時、苦しくて前が

見えなくなった時、この「美しい話」を

思い出そう、きっと心を照らしてくれる筈だから…

 

 

コメント
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