目から鱗の体験をしてきました。
田口ランディさんにお話を聞いたときから、
受けたいと思っていた「指談」の講習会に行って
来ました。
障がいを持ち、言葉による意思疎通が出来ない
人たち(赤ちゃんから老人まで)、意識障害の
ある人まで指談によってコミュニケーションが
出来るというのです。
大脳では考えられないことが、目の前で展開して
いったのです。
私は、今の今まで言葉とは学習することで
獲得するものと思っていましたが、まるで
違っていたのです。
『言語とは人間が生まれながらに持っている
特性である(ノーム・チョムスキー)』
この言葉にあるように
言葉を話さない赤ちゃんもすでに言語を、
持っているということを知ったのです。
指談の講習会二日目の今日は、障がいを
持った子供たちも参加し、実際に目の前で
指談によるコミュニケーションが行われたのです。
小学一年生のkちゃんのお母さんは、どうして
トイレでしないのか聞きたいと言っていたので
講師の先生が聞くと、kちゃんの指談の答えは
「トイレが怖いから」
「どうして怖いの?」とたずねると
「足がぶらぶらするから」と…
お母さんに、足を置く台がトイレにないのですか
と、聞くと置いてないとのこと
kちゃんに台を置いたらトイレでする?と聞くと
「トイレでする。オムツは好きじゃない」と
答えてくれました。
殆ど言葉を発しないkちゃんの気持ちが、
聞けたことは、本当に驚きでした。
小学1年生、3年生、幼稚園児の子供たちと先生が
指談で会話をした後、その子たちが生き生きとし
実に嬉しそうなのです。
指談は、植物状態の人とも意思疎通が出来る
そうです。
大脳が働かなくても、脳幹が働いていれば
出来るそうです。
いくら言葉で書いても、私たちは常識という
観念に縛られているので、実際に見てみないと
伝わらないと思います。
自閉症の子供たちが揺れたり、跳ねたり、
回ったりという動作をよくしますが、それは
祈りの動作と繋がっているのではと…
マサイ族は高くジャンプをして祈り
チベットの人はマニ車をまわしますと、書いて
あるのを読み、私たちの常識で彼らをみて
おかしな行動だと、捉えることがいかに
偏った見方かと知らされました。
本当に目から鱗の指談でした。
明日から私も指談にトライしてみようと
思いました。
(今回の動画ではありませんが、指談が伝わる
かなと思いアップします。)
指談