家に帰って来て、部屋の明かりをつけた時
誰かに見つめられている気がして、振り返ると
壁に飾った初女先生の写真がありました。
先生がじっと私を見ているようで、思わず
「初女先生!」って言ったら涙が溢れてしまい
ました。
先生がいらっしゃったら、今頃はイスキアが
オープンする頃ですよね。
五月の連休に行った時、弘前城で桜を見て
イスキアに行ったら雪が沢山残っていて、
びっくりしたことがありました。
先日、弘前の方が初女先生のお墓の雪も
なくなっていますよと、教えてくれました。
先生のお墓は、地面に置いてあるかたち
だから、冬の間はきっと雪の中で眠って
いるのでしょうか…
先生の著書の「いのちをむすぶ」の最後の
お言葉が、私の心に響いています。
『私も、もっともっと働きたいと願っています。
人はいくつになっても航海の途上にあるの
ですから一歩でも半歩でも進み、少しでも広がって
いきたいのです。
もうできないと悲観するのでなく、希望を持って
次の展開を待っています。』
初女先生は、どんな時の希望を持ってられたの
ですね。
それが、「今を生きる」ということなんだ…
『私はなんにも心配してないの。
今を生きているから。
心配する人は必ずといっていいほど先のことばかり
考えますが先の見えない未来のことに
あれこれ心を惑わしても
不安が募るばかりです。
今ほど確実なものはありません。
今に感謝していると、とても自由な気持ちになり
一歩一歩確実に進んでいけるように思います。
佐藤 初女 』
これが、初女先生の「今を生きる」ですね。