早速、昨日から職場で指談にチャレンジしてみました
最初の一歩は、「はい」なら〇を書く「いいえ」なら
✔を書くというやり方でやってみました。
Ⅿちゃんの指をそっと持ち、質問すると〇という
答えが返ってきて、嬉しくなりました。
お母さんは好きですか?
Ⅿちゃんは「〇」を書いてくれました。
朝、着るお洋服を選ぶのはお母さんですか?
Ⅿちゃん:〇
今日のお洋服は好きですか?
Ⅿちゃん:✔(いいえ)
確かに、今日はⅯちゃんの好きなピンクではなく
白いトレーナーでした。
お仕事したいですか?
Ⅿちゃん:〇
〇と✔だけでも、言葉を話さないⅯちゃんの
気持ちがちゃんと伝わって来るのです。
Ⅿちゃんの擬音のような言葉は分からないという
こちらの思い込みが、ふたをしてしまっているんだな
って、感じました。
先生のように、指で手のひらに書いた文字を
読み取るなんて高度の事はできないけれど
指談を使ったことで、私とⅯちゃんの関係が
今までと違ってきたのです。
ほんの少しですが、Ⅿちゃんに寄り添えたかなと
思えた瞬間がありました。
いつもは、午後にギャーギャーと叫び出す
Ⅿちゃんがとても穏やかでした。
私も心がゆったりとしていました。
Mちゃんが、私の手のひらに〇を書いてくれた
あの時の嬉しさが、まだ私の中に残っています。
うちの作業所で、作業が続かない人がいます。
いつも、その人に何をしてもらおうかと頭を
悩ませていましたが、指談の先生が「どこにも
何もしない人がいるの。そういう人はみんなの
幸せを祈っているの。
場の雰囲気を作っているのよ」と言われたので
そういえば、何もしないと思っていた彼は
笑顔が最高に楽しくて、彼が笑うとみんなが
つられて笑ってしまう…
何もしないんじゃなくて、場の雰囲気を
つくるという大切なお役目をしていたんだ!
私たちって、見ているようで見てないし
感じているようで、感じてないのです。
指談にチャレンジしながら、彼らの心を
感じられるようになりたいと、思いました。
いつか指談でおしゃべりする日を夢見て
頑張るぞ~