凄い本に出合いました。
『奇跡の脳』という本です。
以前、田口ランディさんも面白い本だと講演会で
言っていたのを記憶しています。
その時は、題名にを聞いただけで、私には無理と
思い込んでいましたが、別の友人からも薦められ
読んでみたら、本当に凄い本でした。
神経解剖学者の女性が37歳で脳卒中になり
左脳が働かなくなり、右脳の世界で生きた時
とても穏やかな涅槃のような心の状態だったと
いうのです。
8年後に復活し、そのことを書いているのですが
右脳と左脳が、別人格であることなど、
目から鱗の脳の働きに、大きな驚きと
深い気づきを頂きました。
ちょっとだけ書き出してみますね。
『左脳は、過去に学んだことに基づいて
決断を下し、あらゆる事を
「正しい・間違っている」
「良い・悪い」で判断します
右脳は、現在の瞬間の豊かさしか気にしません。
右脳は満ち足りて情け深い上、いつまでも楽天的
右脳の人格にとっては、良い・悪い、正しい
間違いといった判断はありません。
深い心の平和というのは、いつでも、誰でも
つかむことができるという知恵を私は
授かりました。
涅槃の体験は右脳の意識の中に存在し、
どんな瞬間でも、脳のその部分の回路に
「つなぐ」ことができるはずなのです』
脳の中のおしゃべりは左脳だそうです。
左脳は、心配性でネガティブのようです。
この本の著者ジル・ボルト・テイラーは
「これからは、脳の中で起きていることに
「口出しをする」という選択ができるはずなの
です。」と書いているので、私はネガティブな
考えが起こって来た時に、「左脳は休んでいて
右脳の世界に包まれたいの」と、脳に言うと
ふわっと心が穏やかになりました。
怒りの感情が出た時などは、去っていくのを
90秒待つのだそうです。
そして、脳に向かって誠意をもって「色々な
ことを考えたり、感じたりするあなたの能力は
有り難いわ。
でも私は、この考えや感じには興味がないの
だから、もうこの話は終わりにしてちょうだい」
と、言えばいいそうです。
私も試してみました。バッチリです!
ランディさんが、「脳は素直なのよ」と言って
ましたが、本当にそうで「終わりにして!」と
言葉をかけるとちゃんと終わってくれるのです。
この一冊を読んだだけで、目の前に風景が変わり
生き方が変わって来る気がします。
右脳はすべて「いま、ここで」に関係している
そうです。
それは、初女さんの言われていた「今を生きる」の
世界に繋がってくるのだと思います。
是非、この本と出会って下さい。
そして自分の脳のことを知ると、
生きるのが今よりずっと楽に楽しくなると
思います。
感謝に満ちた時間が、きっと多くなるはず…