昨日は「書」の制作会で、朝から大きな筆を持ち
格闘していました。
今回は「死」に挑戦!
明るい「死」を書きたいと思っていたら形に
囚われ、どんどん動きが小さくなるので
その考えを一度リセットしたら、ふと初女さんに
くっついて行った、帯津病院の帯津先生との会食の
時のことが思い出されました。
食事をしながら、帯津先生がさかんに死ぬときの
ことを話されたのです。
死ぬときは、一気に行かないといけない。
加速するんだ!を力説していました。
初女さんも私も、黙って聴いてました。
「死」を何十枚と書いていたら、帯津先生の
「加速」が浮き上がってきたのです。
穏やかな「死」を書きたいと思っていた時は
意識が働き過ぎて、筆が働かなくなっていました。
「加速」によって、少し筆が動き出しましたが
私の書きたい、明るく穏やかな「死」には
ほど遠く…まだまだです。
高齢だった初女さんは、帯津先生のお話を
どんなふうに聞いていたのかな~
亡くなられた時の初女さんの
お顔は、とても静かで、
言葉に出来ないくらい
美しかったです。
きっと「加速」せず、
迎い入れられ召されたの
でしょうね。
初女さんの頬は、
桜の花びらのような
桜貝のような桃色でしした。
今、友人から今日は満月だよとメールがきました。
お月様を見ながら、
初女さんと心を通わせて
みようと思いました。
明日は、桃の節句