~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんの頬の色を…

2018-03-02 22:17:35 | 日記

昨日は「書」の制作会で、朝から大きな筆を持ち

格闘していました。

今回は「死」に挑戦!

明るい「死」を書きたいと思っていたら形に

囚われ、どんどん動きが小さくなるので

その考えを一度リセットしたら、ふと初女さんに

くっついて行った、帯津病院の帯津先生との会食の

時のことが思い出されました。

食事をしながら、帯津先生がさかんに死ぬときの

ことを話されたのです。

死ぬときは、一気に行かないといけない。

加速するんだ!を力説していました。

初女さんも私も、黙って聴いてました。

「死」を何十枚と書いていたら、帯津先生の

「加速」が浮き上がってきたのです。

穏やかな「死」を書きたいと思っていた時は

意識が働き過ぎて、筆が働かなくなっていました。

「加速」によって、少し筆が動き出しましたが

私の書きたい、明るく穏やかな「死」には

ほど遠く…まだまだです。

高齢だった初女さんは、帯津先生のお話を

どんなふうに聞いていたのかな~

亡くなられた時の初女さんの

お顔は、とても静かで、

言葉に出来ないくらい

美しかったです。

きっと「加速」せず、

迎い入れられ召されたの

でしょうね。

初女さんの頬は、

桜の花びらのような

桜貝のような桃色でしした。

今、友人から今日は満月だよとメールがきました。

お月様を見ながら、

初女さんと心を通わせて

みようと思いました。

明日は、桃の節句


コメント
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