日本を襲う相次ぐ災害とそれに伴う停電
台風21号でも近畿地方で大規模な停電となった
そうです。
このことを考えながら初女さんの本を読んでいたら
初女さんは、ちゃんと語っていらっしゃいました。
『いまの生活というのは、便利に便利に、
人の手をかけなくても、全てが出来る時代に
発展してきました。
本当にこれでいいのか、私達の生活を結ぶのは
どうあるべきかということを考える時期が
来ました。
ここ20年くらいの間にどこへ行っても
高層の建物が乱立している。穴が掘られて、
土が見えなくなっている。
こんなに掘られて地球も大変だな。
地球はどんな思いをしているんだろうと…
便利に都合よく自然が破壊されて…
そして震災が起きた時に「これだったんだ」と
思ったのです…
そして震災の後、昔のいいことを見直したい
という考えが出て来て、面倒と思われることも
たくさんありますが、やってみると面倒と
思っていたことも自然に出来るようになって
いきます。頭で考えていても納得できない
ことが多いけれど、行動に移すと分かって来ます。
大人が実践に入るところを子どもも見て自然に
身についていきますから、今からでも私達大人は
変えて行きたいですね。』
と、書かれています。
東日本大震災の後、初女さんの講演会には、
真剣に初女さんから学びたいという
若い人たちが大勢来るようになったのです。
この相次ぐ災害は、もう一度気づいて!という
地球からの叫びのように、私は感じます。
初女さんがいない今、みんなで初女さんの
ことを、初女さんの思いを分かち合い
初女さんが言われていた「私たちの生活を
結ぶのは、どうあるべきか」を考えて
いきたいですね。
初女さんが大切に伝えて来たおむすびを結ぶと
丁寧に生きるとはどういうことかということが、
感じられると思います。
10月3日の「いのちのエール」は、きっと
ひとり一人の心に初女さんの思いが静かに
降りて来ると思います。
お待ちしています。